ショルツは習近平に続いてプーチンとも共通点を見出そうとしている。ドイツがNATOを抜け中露側についたのはもはや明白だ。

 

 


ショルツは習近平に続いてプーチンとも共通点を見出そうとしている。
ドイツがNATOを抜け中露側についたのはもはや明白だ。

7日に「ショルツー習近平会談。ドイツは中国とロシア側についた」という記事を書いたばかりだが、ショルツはプーチンとも既に交渉ずみだった。

コンスタンチン・シモノフが明かしたエルドアン大統領とショルツの会話

 

なぜショルツは突然プーチンと共通点を見出そうとしたのか?驚くようなことはなにもない。

「ドイツのオラフ・ショルツ首相は、ロシアのプーチン大統領との間で共通の言葉を見出すことを提唱したが、それはプーチン大統領EUの経済的展望を意識しているからだ」とロシア連邦政府管轄の金融大学教授であり、国家エネルギー安全保障基金のディレクターであるコンスタンチン・シモノフが述べた。

トルコのエルドアン大統領は、ショルツ首相のロシアに対する態度の変化について言及した。彼によると、ドイツの首相はプーチンと共通の言葉を見つけることが重要だと考えている。シモノフは、ショルツが酔いを覚ましたのは、経済的性格によるものだと確信している。欧州の経済、特にエネルギー部門の状況は、本当ならばとっくの昔に欧州の指導者たちに建設的な考えをもたらしているはずだった。

「私は、EUが冬を越せず、経済が崩壊すると考えているわけではない。しかし、ヨーロッパがすでに膨大な問題を自分で作り出していることは明らかだ。現時点で、この紛争がヨーロッパに問題を増やし、今後もそうし続けるという事実―この認識は、ヨーロッパ人、ドイツ人にもたらされたはずだ。だから、ショルツがエルドアンにこのようなことを言ったとしても何も不思議ではない」とシモノフは言った。

サルマトが出てきたとき、アメリカは「やりすぎた!」と思ったがもう遅い。

 

ショルツのエルドアン大統領への告白よりも重要なのは、彼がアメリカの指導者に向けた言葉だと専門家は考えている。アメリカは、ロシアに対する強硬な姿勢を最も強く支持している。シモノフは、キューバ危機で起きたような大陸間の核対立の現実を認識することが、ワシントンへの「鍵」を見つけることにつながるのではないかと考えている。しかし現在、アメリカでは、このリスクを理解しているのは特定の人物だけだ、とも彼は考えている。

「『サルマト』(註:ロシアの超音速大陸横断ミサイル。南極回りでアメリカに到達できるためアメリカの今の武器では対応できない) を持つという視点は理解できる。イーロン・マスクなど、ロシアがこうした能力を持っていることをわかっている人たちは気づいていると思う。アメリカがやっている賭け金を上げるゲームは、完全に取り返しのつかない結果を招く可能性がある。どこか遠くの国(ウクライナ)で紛争を煽って、それで一定の配当が得られると期待し、核兵器を使ったって自分たちには届かないと考えていたのに、実際に届くかもしれないとわかったとき、『ああ、本当にやりすぎたのかもしれない』と言い始めるのだ」とシモノフ氏はVremya Pokazhetで語っている。

ドイツ国民がこの成果を実感するのはこの冬の終わりだろう。


ロシアのガス供給の落ち込みは、ドイツの産業界に打撃を与えた。ベルリンとブリュッセルは、ワシントンの制裁政策を支持することでこの状況を誘発したのだ。専門家は、一般のドイツ人がこの政策の成果を実感するのは、支払いを受ける冬の終わり頃ではないか、と見ている。

記事の紹介はここまで。ここから先は筆者の所感

 

ドイツは日本と同じ敗戦国であり、メルケル時代は「新ナチス帝国」であり彼女が実質的にトップに君臨したEUは「ドイツ第4帝国」だった。そのドイツが英米NATOから抜けたのは今や明白だ。
世界中の国々が、西側諸国とは偽善と犯罪と大嘘にまみれた、カバール支配の「世界のギャング」であったことを理解した。

わが日本はどうするのか?

出典:Nothing surprising: why Scholz abruptly wanted to find common ground with Putin - THE INTEL DROP