ショルツー習近平会談。ドイツは中国とロシア側についた。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は4日、中国・北京を訪れ、習近平国家主席と会談した。
米英に使われてウクライナを支援させられている、EUのボス国であるドイツの首相が訪中したということ自体が大ニュースだ。しかし、日本や米英の報道機関の記事では、今一つ会談の内容がよくわからなかった。
「中国国債放送局 CRI Online 日本語」というサイトがある。このサイトに、下記の記事が掲載されていた。
この記事の重要箇所はなにをいっているのだろうか。自分なりに”翻訳”してみた。
- 中国側は一貫して欧州を全面的な戦略パートナーと見なし、欧州連合(EU)の戦略的自主を支持している。欧州が安定して繁栄し、中欧関係が第三者を標的にせず、依存せず、束縛されないことの堅持を望む」と述べました。
EU(といっているが実際にはドイツのことだ)はロシアや中国を標的にしないで、英米に依存せず束縛もされないことを望む。
- ショルツ首相はまた、「世界には多極化の枠組みが必要だ。ドイツは陣営としての対抗に反対する。ドイツは欧中関係の発展を推進するためにしかるべき役割を果たしていく」と考えを示しました。
アメリカによる一極化が今までの世界だったが、ドイツはBRICSの台頭による世界の多極化を支持する。英米とEU(≒NATO)と”捨て石”ウクライナによる陣営としてのロシア、中国への対抗にドイツは反対する。ドイツは中国との関係発展を推進していく。
- 習主席は同件について「中国は、ドイツと欧州が和解と話し合いを促す重要な役割を果たし、バランスの取れた、有効かつ持続可能な欧州安全保障枠組みの構築を推進していくことを支持する」との姿勢を示しました。
ドイツと中国は新しい安全保障条約の構築を目指す。
ドイツは中国とロシア側についた。NATO、G7から抜けることになるだろう。このドイツにEU諸国の多くがついていくということになると、NATOは瓦解する。
続報
ショルツのこの訪中の後、ドイツでは今月末からガス代を50%値上げすると通知されていたが、値上げしないと再通知された。
■