「ソビエト連邦」は解体されていない。リトアニアは独立を取り消されるかもしれない。
カリーニングラードへの列車通過を拒否したリトアニアは、独立を取り消されるかもしれない。
リトアニアがロシアの飛び地カリーニングラードへの列車通過を拒否した。
ロシア西部の飛び地カリーニングラード州のアリハノフ知事は18日、リトアニアが同日、欧州連合(EU)の制裁対象の貨物を積んだ列車について、ロシア本土からリトアニア経由での同州への乗り入れを禁止したと通信アプリに投稿した。
ロイター通信によると、リトアニア鉄道が禁止を確認。石炭や金属、建材などが対象で、通過する貨物の半分に相当する。アリハノフ氏は、北西部サンクトペテルブルクから船で物資を運ぶとし、市民にパニックに陥らないよう呼びかけた。
作家の佐藤優氏は、もしこのカリーニングラードへポーランドやリトアニアが攻め込むと第3次世界大戦が勃発するという趣旨の発言をしている。
実際に、ドイツが第二次世界大戦を始める原因となったのは、ポーランドによる同様の禁止措置だった。
露飛び地への列車通過拒否 リトアニア、EU制裁で - 産経ニュース (sankei.com)
カリーニングラード地域の封鎖は、ロシアとNATOとの戦争の勃発の理由になる可能性があります 。EUはロシア に対する制裁の5番目のパッケージに関するPRを公開しました。 この文書は、特に、ロシア および輸送事業者による領域を通過する商品の輸送を禁止しています。
The blockade of the Kaliningrad🇷🇺region may become a reason for the outbreak of war B/T Russia & NATO
— Marialvw (@arktinentuuli) 2022年4月8日
🇪🇺has published a PR on the fifth package of sanctions against🇷🇺
The document,in particular, prohibits transit of goods by 🇷🇺&🇧🇾 transport operators through the territory of 🇪🇺 pic.twitter.com/M7k2XAxP0S
今日の第三次世界大戦に近づく1つの拡大のステップだ。事実上、カリーニングラードを支配下に置く西側諸国は、ロシアをバルト諸国に巻き込むように仕向けている。
One escalation step closer to WW3 today. The West by de facto putting Kaliningrad under seige is goading Russia to roll into the Baltics. https://t.co/Q6wIGz6xFb
— Mark Sleboda (@MarkSleboda1) 2022年6月18日
カバールとその手先であるディープステイトは、全世界を戦火に引きずり込むことでしか生き延びる方法がないと必死だ。
ロシア安保理事会議長 ── 「リトアニア国民に深刻な影響を与えるだろう」
RTは次のように報じた。
ロシアのカリーニングラード地方に対するリトアニアの輸送「封鎖」に対するモスクワの報復は、リトアニア国民に深刻な影響を与えるだろう、とロシアの安全保障理事会議長ニコライ・パトルシェフは述べた。
Russia threatens Lithuania with ‘serious’ consequences — RT Russia & Former Soviet Union
「深刻な影響」とはなんだろう?
TwitterのUkraine Newsというアカウントはこうtweetしている。
「リトアニアの独立は、ロシアの下院によって取り消される可能性がある」
#Lithuania's independence may be revoked by Russia's State Duma #UkraineWar #Donbass #Kaliningrad pic.twitter.com/wRbNKn0xXQ
— UkraineNews (@Ukraine66251776) June 18, 2022
「ソビエト連邦」は解散していない
確認できなかったので今まで記事にしていなかったが、やはり「ソビエト連邦」は解散していないようだ。
解散していないのであれば、5月の国連安保理事会で「ウクライナは”討議すべき紛争”である」という表現を選んで声明を出したのはわかる。ウクライナもソビエト連符であり、現行のロシアとウクライナの”戦争”は戦争ではなく国内問題だということになるからだ。
ロシアの安全保障理事会議長ニコライ・パトルシェフの「リトアニア国民に深刻な影響を与えるだろう」という発言は、上記のtweetにあるように、やはりリトアニアの独立承認を取り消すということになるのだろう。その決定がなされた場合、リトアニアが唯々諾々と従うとは思えないが…。
この問題については今後とも追跡したい。
英独仏伊首脳らがウクライナ訪問 ー 連帯感アピールも、具体策は未知数
フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相、ルーマニアのヨハニス大統領が16日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。
翌17日にはジョンソン首相が2度目のキエフ電撃訪問した。
制裁されているのはヨーロッパの方である。
ロシアを経済制裁したのはいいが、ロシア産の化石燃料が入らなくなって反対に最も”経済制裁”されているのがヨーロッパだ。
ヨーロッパに自国の化石燃料を回そうとしたアメリカは、国内最大級のテキサスのパイプラインが爆発破裂したため、輸出どころか自国のエネルギーを支えられるかどうかという状態に陥ってしまった。いまや戦略備蓄石油を猛烈な勢いで消費せざるを得ない状況に追い込まれた。ヨーロッパどころではない。
ロシアは石油取引の代金決済をロシア・ルーブルに指定し、ルーブルは2015年以来の高値にある。ウクライナでの資金洗浄もできなくなってしまった。これらの国には資源はなく、ここに集まってきた首脳たちは、紙切れのような価値しかなくなってしまった自分たちの不兌換紙幣しかなくなった状況で、なんとかして生き延びていく方途はないかと話し合ったのだろう。
独仏伊首脳らがウクライナ訪問 連帯感アピールも、具体策は未知数(字幕・17日) | ロイタービデオ (reuters.com)
その後の情報
EUはロシアのカリーニングラード地域に「封鎖」を課すことを望んでおらず、排他的な地域に出入りする交通を「遮断」することを避けるために制裁ガイドラインを見直すと、ブロックのトップ外交官ジョゼップ・ボレルは木曜日に述べた。
註:ジョセップ・ボレルは欧州連合(EU)の外務・安全保障政策上級代表。
EUは最悪の事態を回避した。
EU to review Kaliningrad blockade — RT Russia & Former Soviet Union
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