The Real Anthony Fauci ── 「第1章 パンデミックの誤った管理  ⅳ ヒドロキシクロロキンを葬る」PART- 3

 

The Real Anthony Fauci  ヒドロキシクロロキン Part-3

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ランセット・ゲート 

地に落ちたLANCETとNEMJの権威。

 

世界で最も権威のある2つの科学雑誌ランセット」と「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」(NEJM)に、無名の企業が所有する実存しないデータベースから、あからさまに不正な研究を掲載させた権力者は誰なのかということはいまだに謎である。アンソニー・ファウチとワクチン・カルテルは 2020年5月22日、ランセットとNEJMの論文で、ヒドロキシクロロキンの棺桶に最後の釘を打ち込んだと祝った。

 

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この会社は、600以上の病院の96,000人の患者の医療情報にアクセスできる驚異的なグローバル・データベースを何らかの方法で管理していると主張していた。サージスフィア社は、 ヒドロキシクロロキンやクロロキンで患者を治療した六大陸、数百の病院のデータをリアルタイムで分析したと主張した。誰かが『Lancet』誌と『New England Journal of Medicine』誌を説得し、サージスフィア社の2つの研究を5月1日と22日に別々の記事として掲載した。ゲイツが支援した他の研究と同様に、Lancet誌の記事ではヒドロキシクロロキンは効果がなく危険なものとされていた。Lancet誌の研究では、COVID-19患者の心臓死亡率を ヒドロキシクロロキンが増加させることをサージスフィア社のデータが証明したとしている。この研究に基づいてFDAは2020年6月15日にEUA勧告を撤回し、WHOと英国は5月25日にヒドロキシクロロキンの臨床試験を中止した。それぞれは一時的に再開したが、6月に ヒドロキシクロロキンは役に立たないと宣言して中止した。

200人の独立した科学者が、LancetとNEJMの研究が衝撃的なほど不器用な詐欺行為であることをすぐに暴露しなければ、通常はこれで終わっていただろう。
数ある矛盾点のうちの1つを挙げるとすれば、オーストラリアのある病院でヒドロキシクロロキンを服用した患者の死亡報告数が国全体の死亡数を上回っていたことである。サージスフィア・データベースが存在しないことが国際的な大騒ぎですぐに明らかになり、ほどなくしてサージスフィア自体もインターネット上から消えてしまった。ユタ大学は論文の著者の一人であるアミット・ペイテル氏の教授職を剥奪した。サージスフィアの創始者であるサパン・デサイ氏は、シカゴの病院での仕事から姿を消した。

ニューヨーク・タイムズ紙も、「100人以上の科学者や臨床医がデータベースの信憑性や研究の完全性を疑問視している」と報じた。

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最終的にLancetの4人の共著者のうち3人が論文の撤回を要求した。Lancet誌とNEJM誌は恥を忍んで論文を撤回した。医療カルテルの頂点に立つ誰かが必死になって、腕をねじり股間を蹴り上げ膝を突き刺して、これらの定期刊行物の方針を放棄させ倫理を破り、何世紀にもわたって築き上げてきた信頼性を、ヒドロキシクロロキンを潰すために捨てさせたのだ。現在までのところ、著者もジャーナルも科学出版史上最も重大な不正行為を共著で出版するように誰が誘導したのか説明できない。(注:誰なのだ?)

ガーディアンがこの疑惑を暴露する。

ガーディアン紙の包括的な暴露記事の見出しは、科学出版の最も強力な大黒柱によるランク付けされた腐敗によって、科学界が世界的にショックを受けていることを表現していた。ランセットは現代史において最大級の撤回を行った。」ガーディアンのライターたちはランセットが不正を助長していると公然と非難した。「間違ったことや欠落したことの数と大きさは、単なる無能に帰するにはあまりにも膨大である。」ガーディアン紙は「信じられないのは、これらの権威ある雑誌の編集者がまだ仕事をしているということであり、それは研究の基礎となる想定されるデータがいかにまったく信じられないものであったかということである」とコメントしている。

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世界トップの医学雑誌であるNEJMとLancetに、致命的な研究を容認するよう強要し、パンデミックの最中にあからさまな不正論文を同時に発表した製薬会社の支配者たちの能力は、カルテルの息を呑むような権力と冷酷さを証明している。
製薬会社が医学出版を徹底的にコントロールしていること、ランセット、NEJM、JAMAが完全に堕落した製薬会社の道具であることは、もはや議論の余地がない。

ランセットの編集者であるリチャード・ホートンは、「ジャーナルは製薬業界の情報ロンダリング業務に堕落している」と断言している。NEJMの編集者を20年間務めたマーシャ・アンジェル博士は、ジャーナルは「主な役割はマーケティング・マシン」だと述べている。

 

アメリカ史上初。政府高官であるファウチが適切な医療行為をやめさせた。

 

ヒドロキシクロロキンを取り締まって症例の死亡率を高く保つ。


5月27日のCNNのインタビューでLancet サージスフィア研究に言及したファウチは、ヒドロキシクロロキンについて「(その)有効性が欠如しているという科学的データは、今では実に明々白々なものである」と述べた。 そして、スキャンダルが暴露されジャーナルが論文を撤回した後もファウチは自分の嘘を放置した。ファウチと医学界は、世界を代表する2つの医学雑誌によるこの重大かつ重大な不正行為について調査を開始し、公式に謝罪する代わりに不正行為を無視し、世界中の人々の命を救うヒドロキシクロロキンを入手できないようにする計画を貫いた。

歴史的なジャーナルの撤回は、奴隷のように科学的知識のない主流の報道機関には事実上気づかれず、彼らはCOVIDのプロパガンダを強化することに固執した。病気になった人や高齢者、危篤状態の患者に対して毒性のある薬剤を故意に投与した裏切り者である研究者のことを書く代わりに、彼らの見出しは死亡の原因をヒドロキシクロロキンのせいにし続けた。そして何よりも注目すべきことは、FDAがヒドロキシクロロキンに対する勧告を変更しようとしなかったことである。他の国々はこの救命薬を悪者扱いした。FDAが処方薬を承認すると、連邦法により米国の医師はどんな理由でも正規に承認された薬を処方することができる。アメリカの医師が医学的判断に基づいて書く処方箋の21%は、適応外使用のものである。

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FDAが緊急使用許可を撤回し詐欺的な警告をウェブサイトに掲載した後も、全国の多くの第一線の医師はヒドロキシクロロキンを適切な量で処方し、強い効果を報告し続けた。

 

ファウチは何千人もの治療医の医学的判断を覆し医師が適切と考える医療行為をやめるよう命じた。


これを受けてファウチは医師がヒドロキシクロロキンを処方するのを阻止するために、さらに前例のない措置を取った。

3月、週に1万人もの患者が亡くなっている中、ファウチはヒドロキシクロロキンは臨床試験の一環としてのみ使用すべきであると宣言した。アメリカ史上初めて、政府高官が何千人もの治療医の医学的判断を覆し医師が適切と考える医療行為をやめるよう命じたのである。ファウチは、大胆かつ執拗に「適切に実施された無作為化臨床試験の圧倒的な証拠は、ヒドロキシクロロキンの治療効果がないことを示している」と宣言し続けた。それどころか、これらのランダム化比較試験はすべて既に入院するほど重症の患者を対象としていたのである。
ファウチは、科学的にも過去の経験からも有効とされている治療期間中に、患者が救命処置を受けられないようにしたのだ。

 

33州の知事が喜々としてヒドロキシクロロキンの抹殺と感染者数の増加に励む。

 

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ジャーナルが撤回された後の7月2日、デトロイトヘンリー・フォード健康システムは、COVIDの中期から後期の症例であっても、ヒドロキシクロロキンが心臓関連の副作用を伴わずに死亡率を有意に低下させるという査読付きの研究結果を発表した。7月30日、彼は議会でミシガン州の結果は「欠陥がある」と証言した。

FDAによるEUAの取り消しとミシガン州の試験に対するファウチの冷淡な反応は、 ヒドロキシクロロキンの処方または調剤を制限する動きをした33の州知事の援護射撃となった。

ニューヨーク州アンドリュー・クオモ知事は、入院中の患者にのみヒドロキシクロロキンを処方するよう医師に命じ、記録的に死亡者数を増加させた。
ネバダ州のスティーブン・シソラック知事は、COVID-19のためのクロロキン薬の処方と調剤を禁止した。各州の医師免許委員会はこれに従わない医師を「非専門的行為」として告発し(免許停止の危機を意味する)、この薬を処方した場合には医師を「制裁」すると脅した。ほとんどの薬剤師は ヒドロキシクロロキンを調剤することを恐れ、6月15日にはアリゾナアーカンソー、ミシガン、ミネソタニューハンプシャー、ニューヨーク、オレゴンロードアイランドの各州薬剤師会が医師や小売業者からの注文を拒否するようになった。病院は医師に対し 2020年6月15日からヒドロキシクロロキンによる患者の治療を中止するよう命じた。NIAIDは予定していた2,000人の登録者のうち、わずか20人しか登録していなかった外来患者を対象とした臨床試験を開始からわずか1カ月後の2020年6月に中止した。FDAはサノフィや他の製薬メーカーが戦略的国家備蓄に寄付した数百万回分のヒドロキシクロロキンおよびクロロキンへのアクセスを遮断した(これには適切な税制上の優遇措置があった)。サノフィはCOVIDの治療薬を供給しないと発表した。ファウチと厚生省の取り巻きはアメリカ人が不必要にCOVID-19で病気になったり死んだりする間、薬を倉庫で腐らせることを決めたのだ。

6月17日、ゲイツが米国に次ぐ最大の出資者でありゲイツとファウチが厳重に管理しているWHOは、世界中の何百もの病院でヒドロキシクロロキンの臨床試験を中止するよう求めた。ポルトガル、フランス、イタリア、ベルギーは、COVID-19の治療にヒドロキシクロロキンを使用することを禁止した。

 

f:id:tantotempo:20211126120501j:plainPart-4へつづく

 

*下線や太字等は翻訳者によるものです。
**「注」とあるのは翻訳者による注記です。
***本ブログに掲載した写真は本書とは関係ありません。