タッカー・カールソンがプーチン・インタビューから得た5つの重要なポイント

 

タッカー・カールソンがプーチン・インタビューから得た5つの重要なポイント

出典:VNN

 

今回のプーチンへのインタビューの要点は、タッカー自身が語っているのでそれを紹介する。


「このインタビューについてどう考えるべきか正確にはわからない」とタッカー・カールソンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との2時間の会談直後に語った。 「それが何なのかを決めるには、おそらく1年はかかるだろう」
カールソンは、プーチンが賢明であることに「疑問の余地はない」といった。 しかし、ロシア大統領は「自分自身を説明するのがあまり上手くない」と述べた。
それにもかかわらず、カールソンはプーチン大統領とのインタビュー後、5つの大局的な「迅速な認識」を挙げた。

1.プーチン大統領は西側諸国の拒絶によって「非常に傷ついた」

インタビュー中、プーチン大統領はロシアがNATOに加盟する可能性について、当時のビル・クリントン大統領との話をした。

プーチンはクリントンにロシアがNATOに加入できるか尋ねた。プーチンによれば、この提案に対してクリントンは最初に「可能だと思う」と答えたという。 しかし、他の人に話した後、彼は「不可能だ」といった。
カールソンはプーチン大統領にNATO加盟について本気だったのかどうか尋ねたが、プーチンは、加盟の可能性があるかどうかを心から知りたかったのだと明言した。 プーチンは、西側諸国からの前向きな反応が和解のプロセスにつながり、最終的にはNATO加盟につながる可能性があることを示唆した。

2.「ロシアは拡張主義国ではない」

カールソンは、「ロシアが拡張主義大国であると考えるのは愚か者だ」と断言した。
 なぜなら「ロシアはすでに大きすぎる。 それは世界最大の陸地だ。なのに 彼らには1億5千万人しかいない」
彼はさらに「彼らには十分すぎるほどの天然資源がある。 彼らは天然資源の中を泳いでいる。 彼らの見解では人材が足りていない。 ロシアはポーランドを乗っ取りたいのだという声があるが、なぜロシアはそれを望むと考えるのか? 彼らはただ安全な国境を望んでいるだけだ」

3.プーチンはおそらくウクライナの平和を望んでいる

カールソンは、「プーチンは和平交渉を望んでいることを認め、それを口に出して言った。しかもそれを2度、3度と繰り返した。私が気づけなかったところで彼は嘘をついているのかもしれないが、彼はそう言い続けた。彼が本気で言っていなかったなら、なぜ彼がそんなことを言うのかわからない」といった。
「実際問題、1年半前に和平協定、あるいは和平協定の一部が存在し、ある種の和解案がテーブルの上にあったという圧倒的な証拠がある。英国のボリス・ジョンソン元首相がバイデン政権に代わってそれを頓挫させ、ゼレンスキーとウクライナ政府にその交渉に入らないよう説得したのだ。つまり、これはある種の既成事実だ。イスラエル人がその場にいた。彼らがそれを明らかにした。それは起きたんだ

4.ロシアに対するクリミア放棄の要求は常軌を逸している

カールソンは「アメリカ合衆国当局者らは記録上で、また私に対して、そして多くの人々に、条件の一部はロシアがクリミアを放棄することだといっている」と強い語調でいった。

「この戦争が始まったとき、クリミアはロシアの手にあった」と付け加え、「プーチンは、もしそれがクリミアに及ぶことになったら、戦争、核戦争をするだろう…だから、もしあなたがプーチンがクリミアを放棄することが本当に平和の条件だと思っているのなら、あなたは狂人だ!」と警告した。

5.今までに首を突っ込んできた国々の政権交代に関するアメリカの実績は、「よくいったとしてもムラだらけだ」

「アメリカは狂人たちによって運営されている」とカールソンは嘆いた。 「大統領とあの不快極まる馬鹿のヴィクトリア・ヌーランド。 ああ、われわれはプーチンを追放するつもりだ。それで、その後は何が起こる?」 カールソンは尋ねた。
彼は、最近のアメリカの歴史の中で、外国首脳の宣誓証言がうまくいかなかった過去の事件を思い出させた。
「われわれがカダフィ大佐を追放し殺害を許したとき、リビアで何が起こったか? われわれがサダムを裁判にかけたとき、イラクで何が起こったか?これらの国は崩壊し、二度と再建されることはなかった」
アフガニスタンでは中央政府を排除したが、中央政府は戻ってきた。 今もタリバンによって運営されている。 だから、非常に安易にその国の指導者をノックアウトするというわれわれの実績は、よく言ったとしてももムラだらけだ。 物事は常に良くなるわけではない。 そして、世界最大の陸地であり、最大の核兵器を保有しているロシアに同じことを行うのが良い考えだと思うなら、あなたは麻薬をやっているようなものだ」

<参考>

プーチン・インタビュー(全部)