ウクライナは秘密裏に核兵器を開発していた。

ウクライナは秘密裏に核兵器を開発していた。
- 3月6日、ロシアがウクライナ・ハリコフの核物質施設を砲撃。
  - ３月７日のNHKの報道。
  - ウクライナの国家原子力規制庁の発表。
- ロシア：「ウクライナの核爆弾の製造の可能性が、ロシアが作戦を開始する動機だった」

ウクライナは秘密裏に核兵器を開発していた。

ウクライナ東部のハリコフ物理学技術研究所に収容されている核中性子源施設を収容する研究センターは、”ロシア軍に打撃を受けた”と発表した。が、そうではない。

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3月6日、ロシアがウクライナ・ハリコフの核物質施設を砲撃。

３月７日のNHKの報道。

“ハリコフの核物質施設に砲撃” ウクライナ原子力規制当局 | ウクライナ情勢 | NHKニュース

“ハリコフの核物質施設に砲撃” ウクライナ原子力規制当局

2022年3月7日 5時05分

ウクライナの原子力規制当局は6日、第2の都市ハリコフにある核物質を扱う施設がロシアによる砲撃を受けたと発表し「また核に対するテロを行った」と強く非難しました。

ウクライナの原子力規制当局が砲撃を受けたと発表したのはハリコフの国立物理技術研究所の敷地内にある核物質を扱う施設で、詳しい状況は明らかになっていないものの、少なくとも建物の表面や変電所などに被害が出たとしています。

研究所のホームページによりますと、ここはウクライナ最大の物理研究施設の1つで1928年に設立され、旧ソビエトが崩壊したあとは、原子力分野の政策などに関わっているということです。

また、日本の旧ソ連非核化協力技術事務局によりますと、研究所には旧ソビエト時代に搬入された核物質が保管されているということです。

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f:id:tantotempo:20220314090517p:plain — ハリコフの位置

ウクライナの国家原子力規制庁の発表。

Shelling of a NSA “Neutron Source” | State Nuclear Regulatory Inspectorate of Ukraine (snriu.gov.ua)

本日2022年3月6日、国立研究センター「ハリコフ物理技術研究所」の敷地内にある研究用核施設NSA「線形電子加速器によって駆動される亜臨界集合体に基づく中性子源」（NSA「中性子源」）は砲撃を受けた。砲撃の結果、以下の被害が確認されています。
- 変電所RU-0.4kVが完全に破壊された。
- 線形加速器クラスターギャラリーのエアコン冷却システムのケーブルが損傷した。
- 場所によっては、施設の主要な建物の表面が損傷しています。
- NSA「中性子源」の建物・構造物群の暖房ラインが損傷しています。
- ポンプ棟、冷却塔、アイソトープ実験室の窓ガラスが破損しています。

この被害リストは今のところ完全なものではありません。現在、NSA「中性子源」の職員によって、被害の結果に関する情報が特定されているところです。ロシアの侵略以前、NSA「中性子源」は物理的な起動の段階にあり、その間に炉心に新しい核燃料が装填された。2022年2月24日、運用担当者により、核施設は深い未臨界状態へと移行された。参考までに。NSA「中性子源」は、2010年4月のウクライナ・米国大統領共同声明、2011年9月26日に署名された「原子力安全問題における協力に関するウクライナ・米国政府間の覚書」に示されたワシントンサミットでの合意に従って、NSC KIPTをベースに作られているものである。プロジェクトの実施は、米国アルゴンヌ国立研究所の支援を受けている。

NSA「中性子源」は、原子核物理学、放射線材料科学、生物学、化学の分野における科学的および応用研究、医療用放射性同位元素の製造のために設計されている。

ここに記述されているように、このNSA 中性子源はアメリカとの合意で作られた。米国はこのプロジェクトに7300万ドルを投資し、ハリコフ物理学技術研究所が「核技術研究所を建設する機会を与えられる」と約束した。日本もウクライナの国立科学アカデミー・ハリコフ物理技術研究所に対して総額 1.73 億円相当の協力を行っている。

ロシア：「ウクライナの核爆弾の製造の可能性が、ロシアが作戦を開始する動機だった」

ウクライナがいわゆる汚れた核爆弾（註：劣化ウラン弾）を製造する可能性は、ロシアがこの国で特別軍事作戦を開始する理由の一つだったと、軍事安全保障と軍備管理に関するウィーン協議でロシア代表団を率いるコンスタンティン・ガブリロフは、木曜日にソロヴィヨフライブYouTubeチャンネルの生放送中に言った。「ロシアが特殊作戦を開始する動機の一つは、"汚い"核爆弾の出現の脅威だった。我々の当局が主張するように、彼ら(ウクライナ)は技術を持っていて、まだ技術を保有していて、劣化ウラン弾だけではなく核爆弾（註：中性子爆弾等）がつくられるのは時間の問題だった。」