アメリカが石油の戦略的備蓄を出荷しているアジアの国とはどこ?
国内の原油価格が高騰しているのに、10月に160万バレルの原油がアジアに向けて出荷された。
11月10日、ブルームバーグは下記のように報道した。
市場情報会社Kplerのデータによると、米国戦略石油備蓄から約160万バレルの原油が10月に出荷された(これは月当たりの新記録である)。貨物が米国湾岸のスーパータンカーに積み込まれアジアに向かっている。
Kplerの石油アナリスト、マット・スミス氏は「現在のSPRリリースのペースが続いていることを考えると、過去2ヶ月間で1200万バレル、先週最大の週間リリースは310万バレルで、より多くのSPRバレルが今後数週間のうちに米国の海岸を離れると考えるのが妥当だ」と語った。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-11-10/record-spr-crude-leaves-u-s-gulf-coast-as-biden-mulls-release
アメリカに協力している5か国。
一方、CNNビジネスはこのように報じた。
世界最大のエネルギー消費国のいくつかは、高価格を冷やし、インフレを抑えるために戦略的な石油埋蔵量を解放するための米国主導の取り組みに参加している。
ホワイトハウスは火曜日に発表された声明の中で、中国、日本、インド、韓国、英国が値上げを阻止する計画を策定するための数週間の議論の後にイニシアチブに参加すると述べた。
世界の主要経済国に代わって世界の石油供給を監視している国際エネルギー機関は、「それぞれが直面する特定の課題と状況にどのように対応するのが最善か」について各国が下した決定を尊重すると述べた。
参加していると書かれている国は、インド、韓国、中国、日本、イギリスである。
These countries are joining the US in tapping their emergency oil reserves - CNN
岸田文雄首相は24日、原油価格の高騰を受け、米国や関係国と協調し、石油の国家備蓄の一部を放出すると正式発表しました。https://t.co/LWBjXGpRfg
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2021年11月24日
行く先は中国とインドらしい。
Fox Newsは11月24日、このアメリカの国家備蓄石油の行く先は「中国とインド」だと思われると報道した。
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