いつか来た道というかこの間来たばっかの道じゃん!── サル痘シナリオ、細菌ゲーム、ワクチン(上)

 

いつか来た道というかこの間来たばっかの道じゃん!── サル痘シナリオ、細菌ゲーム、ワクチン(上)


ビル・ゲイツが「次のパンデミック」として予見していたものを、西側諸国の政府とメディアが実行に移しているようだ。この最新の「人獣共通感染症」センセーションは、無名のエキゾチックなサル痘ウイルスと思われる。
このウイルスはすでに見出しを飾っており、世界政府会議であるG7のメンバーはすでに何億もの公的資金をビッグ・ファーマに投入し、「感染拡大を阻止する」つもりである。

デジャ・ヴ?

英国ではサジッド・ジャビド保健相が、迫り来るサル痘の惨禍に備え天然痘ワクチンを備蓄することを発表し、アメリカ政府はサル痘を予防するワクチンを数百万回分注文した。さらに、世界保健機関(WHO)は今週、「蔓延を食い止める」方法について緊急会議を開催する予定だ。

参考記事:バイデン、たったひとつの「感染」といわれるものが出ただけで何百万ものサル痘ワクチンを発注

2021年3月 サル痘シミュレーション

 

2021年3月、核脅威イニシアチブ(NTI)はミュンヘン安全保障会議と提携し、「架空の国ブリニアで発生し、18カ月かけて世界的に広がった珍しい株のサル毒ウイルスによる致命的なグローバルパンデミック 」のシミュレーションを実施した。
これはビル&メリンダ財団や世界経済フォーラムらが2019年10月に開催したEVENT201を彷彿とさせる。

 

EVENT201とモンキーポックス・シミュレーションの両方に出席した一人は、中国疾病管理センターのディレクターであるジョージ・フー・ガオだ。EVENT201でガオは「架空の」コロナウイルスパンデミック中に「デマ情報」に対抗するポイントを具体的に提起した。
EVENT201のガオは、アメリカの最高レベルの諜報関係者である国家情報長官のアヴリル・ヘインズのすぐ隣に座っている。キム・フィルビーをも嫉妬させかもしれない。

 

2021年11月、NTI文書 重大な生物学的脅威を予防し対応するためのグローバルシステムの強化

「演習の後半では、最初のアウトブレイクが、バイオセーフティとバイオセキュリティの規定が不十分で監視が弱い実験室で操作された病原体を使ったテロ攻撃によって引き起こされたことがシナリオで明らかになる。演習シナリオは、全世界で30億人以上の感染者と2億7千万人の死者を出すという結論に達する」


シナリオは、2022年6月5日の「攻撃」から始まる。1,421人の患者と4人の死者を出したサル痘の流行である。

「サル痘 はブリニアでは自然発生しないため、国内外の専門家は今回の発生を異常事態とみなしている。ブリニア政府は国際的な発生調査を歓迎し、WHOに医療支援を要請している。サル痘患者サンプルのゲノム解読により、ブリニアの株は既存のワクチンに耐性を持つ変異を持つことが明らかになった」

2023年1月10日までに83カ国が感染し、130万人が死亡、サル痘はワクチン耐性を持つように操作されていることが明らかになる。

「有効な治療法やワクチンが確立されていないため、パンデミックの影響を軽減するために、各国は主に非医薬品的介入(NPI)に頼らざるを得なかった」

パンデミック対策の成果は国によって大きく異なり、架空の国であるドランマ共和国を含むいくつかの政府は、ウイルス感染を遅らせるために、大規模な集会の中止、社会的混乱への対応、マスク着用義務化などの積極的な対策を速やかに講じた。これらの国では、大規模な検査や接触者追跡のオペレーションを確立し、予想される患者数の増加に対応するために医療システムの規模を拡大した」

「対照的に、シナリオでは、架空のカーダスを含む別の国々が、経済の開放を維持することを優先し、NPIをほとんど行わず、ウイルスとその潜在的な影響を軽視している様子が描かれている。これらの国々は、早期かつ精力的に対応した国々に比べて、病気や死亡率の面ではるかに悪い結果を経験している」

「ドランマはカードダスよりはるかに少ない症例と死亡者数を経験した」

 

ビル・ゲイツのGERM(細菌)ゲーム

そしてここで、またしてもビル・ゲイツが出てくる。
2021年11月初旬、ビル・ゲイツ氏とイギリス国会議員ジェレミー・ハント氏は、将来のパンデミックの可能性について議論した。  幅広い議論の中でゲイツは、年間約10億ドルの予算を持つ新しい国際的なパンデミック・タスクフォースの設立を呼びかけた。

「WHOレベルのパンデミック・タスクフォースでは監視を行い、私が『細菌ゲーム』と呼んでいるような練習を実際に行うためには、おそらく年間10億ドル程度必要だろう」

ゲイツは述べた。

 (関連記事:ビル・ゲイツがGERMチームとGERMゲームを世界に売り込もうとする )

ゲイツによれば、各国政府は将来のパンデミック天然痘テロに備え、研究開発に数十億を投資しなければならない。

バイオテロリストが10カ所の空港に天然痘を持ち込んだらどうする?世界はそれに対してどう反応するのか?自然が引き起こす伝染病もあれば、バイオテロが引き起こす伝染病もあり、今日経験したことよりもずっとひどいことになりかねない」

と彼は言った。

呪われてあれ!

サル痘への天然痘ワクチン

2021年11月初旬のCDCのワクチン諮問委員会の会合に基づき、米国は天然痘の脅威に焦点を当てていたと、Precision Vaccinationsは書いている。2021年11月3日、オルソポックス・ウイルスワークグループの議長であるパブロ・サンチェスによる紹介の後、CDCの予防接種実施に関する諮問委員会は、天然痘ワクチンのジンネオス(Jynneos)に焦点を当てた2つのプレゼンテーションを検討した。

数日前、Precision Vaccinationsは、米国Biomedical Advanced Research and Development Authority(以下BARDA)が、ジンネオス天然痘ワクチンの凍結乾燥品を供給する既存契約の最初のオプションを行使したことを報じた。
そして患者数の増加の結果として、英国の大臣は天然痘ワクチンの在庫を増やすように命じた。  昨日のデイリー・メールによれば、英国はサル痘ワクチンと治療薬を何千本も備蓄しており、現在の感染者数は氷山の一角に過ぎないとの懸念があるという。  政府は現在、国家備蓄として5千人分のワクチンを保有しているが、さらに2万人分を注文したとテレグラフ紙が報じている。
また、米国、スペイン、ポルトガルでも患者が発表されており、これまでで最も広範囲なサル痘の発生となっている。また、カナダでも疑い例が発生している。
WHOは現在進行中の大流行について議論するために、主要な専門家グループを緊急会合に招集している、とThe Telegraphは理解している。その中で、バイエルン・ノルディック社製の天然痘ワクチン(米国ではジンネオス、英国ではイムバネックスとして知られている)の接種の是非が提起される予定である。

WHO総会開催中

開催中のWHO総会は「国際パンデミック条約」採択を目指す。
これはWHOに、どの国であっても公衆衛生上の緊急事態を宣言する一方的な権限を与える。国家主権を超えて、世界のどの政権よりもはるかに抑圧的な事実上の世界全体主義体制を作り出すことになる。

 

 

出典:

Monkeypox: Scenarios, Germ Games and Vaccines – The Expose