ワクチン接種者の肝炎 は「T細胞依存性自己攻撃」 ── 荒川央博士のブログから。

 

ワクチン接種者の肝炎 は「T細胞依存性自己攻撃」  ──  荒川央博士のブログから。

ワクチン接種者の新しいタイプの肝炎が問題になっている。ブログで荒川央博士のこの肝炎に関する考察を掲載された。これは「T細胞依存性自己攻撃」とも呼ぶべき様な新しいタイプの免疫疾患だという。

 

ブログの冒頭の部分を引用する。(太字は引用者)

 

今回紹介するのは、コロナワクチンに関連した新しいタイプの免疫疾患についてです。

論文中の症例では、患者はファイザーコロナワクチンの初回接種後に急性肝炎の症状を呈しました。それにも関わらずワクチンの2回目の接種を受け、その後に重症肝炎を発症しました。この患者の症例は、典型的な自己免疫疾患による肝炎とは異なったものでした。コロナワクチンによって誘発された免疫が原因と推定されるのですが、スパイクタンパクに対する抗体は上昇しておらず、抗体依存性自己攻撃によるものでもなさそうです。

コロナワクチンによってスパイクタンパクを発現するようになった肝細胞を、スパイクタンパクを認識する細胞障害性T細胞 (キラーT細胞とも呼ばれる) が攻撃する事によって発症したものと考えられます。筆者らはこういう表現は使ってはいないものの「T細胞依存性自己攻撃」とも呼ぶべき様な新しいタイプの免疫疾患と考えられます。

まとめ

 

<コロナワクチン後遺症として免疫系が自己を攻撃する作用機序には、1) 自己免疫疾患、2) 抗体依存性自己攻撃に加えて、3) T細胞依存性自己攻撃がある事がわかってきました。今回の論文は氷山の一角であり、T細胞依存性自己攻撃は実験によって検出されるよりもはるかに多いでしょう。>

 

  • 自己免疫疾患
  • 抗体依存性自己攻撃

だけでも恐ろしいのに、これらに加えて

  • T細胞依存性攻撃

とてもいうべき新しい免疫の自己攻撃があることが明らかになった。

 

参考:細胞傷害性T細胞とは

 

細胞傷害性T細胞(cytotoxic T lymphocyte cell またはCTL)とは、リンパ球T細胞のうちの一種で、宿主にとって異物になる細胞(移植細胞、ウイルス感染細胞、癌細胞など)を認識して破壊する。キラーT細胞(英: killer T cell)とも呼ばれる。

(図はコロナ制圧タスクフォースより)