mRNA注入サンプルに見られる構造は、「ナノボット」でも汚染物質でもない。脂質ナノ構造である
出典:The Exposé
数ヶ月前に発表された論文で、新型コロナワクチンのサンプルから見つかった微細構造を「ナノロボット」と解釈したことを受けて、20年以上の研究でこれらの構造を数多く見てきた化学教授のアン・ウルリッヒ博士は、それらは自己組織化脂質によって形成された構造と結晶であると説明した。
単純な生物物理学的原理が、一見珍しい構造を形成している。「それは両親媒性物質がいつもしていることであり、特別なことは何もない」と彼女はいう。
アナ・マリア・ミハルチャ博士とデビッド・ニクソン博士は長年にわたり、新型コロナワクチンとして販売されているものを含む様々なワクチンにおける、自己組織化ナノテクノロジーの文書化について多くの研究を行ってきた。mRNA注入の異常な微細構造を調査しているのは彼らだけではない。2024年7月、ヤン・ミ・リーとダニエル・ブラウディは、International Journal of Vaccine Theory, Practice, and Research誌に論文を発表し、これらの目立つ微細な物体を「ナノロボット」だと報告した。
アン・ウルリッヒ博士は、これらのオブジェクトが何であるかについて、まったく異なる視点を示している。リーとブラウディの論文に反応して、ウルリッヒ博士は9月に同じジャーナルに論文を発表した。
ドイツのカールスルーエ工科大学の生化学教授であるウルリッヒ博士は、脂質二重膜と生体膜について20年間研究してきた。彼女は多くの脂質構造とそれらが作ることができる形をずっと見てきた。
「mRNAワクチンに含まれる目立つ微細な物体」を「ナノロボット」と解釈するのは誤解であると彼女は書いている。そして彼女はこう続けた。「トランスフェクション(訳注: ウイルスを介さずに核酸(DNAやRNA)やタンパク質を動物細胞に導入する手法)に使用されるような自己組織化脂質(コレステロールを含む)の観点から、さまざまな形状の広い範囲を容易に説明できるからだ」。
[リーとブラウディによって]他の場所で伝えられたように、Covid-19ワクチンで発見された角張った血小板は、マイクロチップを連想させる技術的な外観を持ち、拡張されたシートと気泡はグラフェンと解釈され、柔らかいリボンとスパイラルの一部は寄生虫のように見える。
心配している読者や影響力のある人たちは、ワクチン接種後の傷害の一部は、十分に文書化された現象によるものではないかと当然な疑問を抱いている。あるいは、前述の記事で示唆されているように、製造業者がワクチンに密かに「プログラム」してすぐに行動に移せる「ナノロボット」を混入させている可能性もあるのではないか、と。
私たちの科学的な専門知識に基づき、また完全な確信を持って、mRNAワクチンに見られる豊富な構造は「ナノボット」でも汚染物質でもなく、むしろ成熟および/または分解の産物であることを保証したいと思う。
ここでは、その奇妙な構造自体を警戒すべきものと見なす必要はないと主張する。それらは単に脂質で構成されており、いわゆる「有害なタンパク質分泌物」や「長期間持続するシリカ」、「グラフェン被覆ポリマー」、「導体や半導体」、あるいは「自然界に存在しない/異物素材」で作られた「未公表の人工的な成分」などでは全くない。
【本論説において】私たちは脂質ナノ粒子の構造を検討し、それらがシート、リボン、フィラメント、スパイラル、チューブ、チップ、連なったビーズ状の構造、さらにはそれ以上の形態へと好奇心をそそる再配置を示す理由を説明する。
ワクチンにナノボットは存在しない――ただ自由に動き回る脂質である:
LeeとBroudy(2024年)に関する論説
Anne S. Ulrich, BA, MA, DPhil、2024年9月10日
(中略)
< Doctors for Covid Ethicsでのウルリッヒ博士のプレゼンテーション・ビデオ >
彼女は、彼女がmodRNAと呼ぶmRNA「ワクチン」のリスクの評価でプレゼンテーションを締めくくった。(modRNAとは、単に合成メッセンジャーRNA(「mRNA」)の一種である修飾RNAを指す。)
- ナノボットは人に注射されているか? No.
- 人やその子孫は遺伝子組み換えされているか? 技術的に言えば、Yes。一過性的にはmodRNAによって、そしておそらくはケビン・マッカーナンによって発見された残留DNAによって長期的に。
- modRNAワクチンには危険な副作用があるか? Yes。タンパク質に関係なく、おもに遺伝的に活性な成分によるもので、細胞によって発現される外来タンパク質(訳註:スパイクタンパク質のこと)は免疫系を活性化する(自己対自己攻撃)。
- 脂質ナノ粒子は危険な副作用を引き起こす可能性があるか?イオン化性カチオン性脂質は炎症を引き起こすことが知られているが、用量依存的である。また、これらの脂質は自己免疫反応、アレルギー、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があることも知られている。
- 「ワクチン」には他の汚染物質が含まれているか? Yes。彼女が「Doctors for Covid Ethics」でプレゼンテーションを行う1週間前に、世界中のワクチンサンプルから62種類の元素が検出されたことを示す論文が発表されていた。ウルリッヒ博士の意見では、この高感度の検出方法を使用すると、治療に使用されるほとんどの物質がこれらの汚染物質を持っていることがわかる。
- 脂質ナノ構造は危険か?ウルリッヒ博士は、それらが不適切に保管されているか、生理食塩水以外の何かで誤って希釈されていない限り、新鮮なワクチンには存在しない可能性が高いと主張している。「サンプルが不適切に保管されていたとしても、リスクはかなり低いと思う」と彼女はいう。ウルリッヒ博士は、故アルネ・ブルクハルト教授が組織サンプルから発見した脂質結晶について言及し、これらは新型コロナワクチンの内容物から直接できたものではなく、代謝不良によるものだと考えている。
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