ウクライナは1年前の3月に和平条約に合意していた。破棄させたのは西側諸国だ。

 

 

ウクライナは1年前の3月に和平条約に合意していた。破棄させたのは西側諸国だ。

アフリカ諸国のリーダーに破棄された和平条約の署名済み草案を見せるプーチン

ロシアのプーチン大統領は17日、南アフリカのラマポーザ大統領やセネガルのサル大統領などアフリカの7か国の首脳らとロシア第2の都市サンクトペテルブルクで会談した。
このとき、プーチンは2022年3月にウクライナは和平条約の草案に合意したが、直後に破棄したことを明らかにした。

 

ウクライナ永世中立と安全保障に関する条約」と題された文書に、ウクライナ代表団が署名

 

まず、The Intel Dropの記事から引用する。

モスクワとキエフは、2022年3月の和平交渉において、ウクライナの中立と安全保障に関する一般的な条件に合意したが、キエフはその後、代表団が既に署名した文書を突然破棄したと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が6月17日に述べた。

サンクトペテルブルクでのアフリカの指導者たちとの会談で、プーチン大統領は、1年以上前にテュルキエでロシアとウクライナの使者たちによって話し合われていた文書の草案を初めて見せた。
プーチンによると、「ウクライナ永世中立と安全保障に関する条約」と題された文書に、ウクライナ代表団が署名したという。
草案では、ウクライナ憲法に「永世中立」を明記しなければならないと規定されている。保証国としてロシア、アメリカ、イギリス、中国、フランスが挙げられている。

プーチンが示した草案の補遺には、平時におけるウクライナ常備軍の規模や装備に関するロシアとウクライナの提案がまとめられている。モスクワは、軍人数を85,000人、国家警備隊員数を15,000人とすることを提案した。一方キエフは、自国の軍隊を最大25万人まで保有することを提案した。(以降省略)

唖然とするアフリカのリーダー

破棄させるためにウクライナを訪れたのは、ジョンソン、ペロシ、ブリンケン、エルスラ・フォン・ライアンなどの面々

あきれることに、というか、カバールのプロパガンダ機関である日本のメディアやロイターなどの海外主流メディアは、当然ながら、このときのニュースでは「プーチンウクライナ非難に終始し、アフリカの仲介は成果を得られなかった」とのみ報じた。

The Redacted Incという新進気鋭のメディアがある。TwitterでもYouTubeでも興味深い話題を取り上げ続けている。

この動画のイントロダクションにはこう書かれている。

ウクライナは1年前に和平に合意したが、西側諸国が関与した後に破棄した」。これは、昨年トルコの仲介で和平交渉が開催された際にウクライナが署名した和平協定を披露したときに、ロシアのプーチン大統領が主張したことでだ。
それは「ウクライナ永世中立と安全保障に関する条約」と呼ばれるものだった。プーチン大統領は、この条約が調印された後、ロシアはキエフから軍を撤退させたが、ウクライナは自分たちの側の取り決めを守らず、代わりに 「すべてを歴史のゴミ箱に捨てた 」と述べた。一体どれだけの人命が、この条約とともにゴミ箱に投げ込まれたのだろうか?

ウクライナのゼレンスキーのところにまず、すっ飛んで来たのが、ボリス・ジョンソン(英国首相)だった。その後すぐに、ナンシー・ペロシ(下院議長)、アントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官がやってきた。最期はウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が締めくくった。

そのRedactedの動画に日本語字幕がついたものがあったので、貼っておく。
じっくり見てね。