1.ウクライナ情勢 ── 各国トップの発言から。
英国首相ボリス・ジョンソン
これはNATOの紛争ではないし、そうなることもない。ロシアは圧倒的な力を持っている。ヨーロッパで起こることは、世界中に大きな影響を与えるだろう。
つまりNATOはウクライナのために戦わないということだ。とともに英国が抜けたEUはロシアに屈服するしかないという意味でもある。
Opinion | Boris Johnson: Russia's War on Ukraine Must Fail - The New York Times (nytimes.com)
ブラジルのボルソナーロ大統領
"ウクライナはコメディアンに国の運命を任せた。"
ブラジルのボルソナーロ大統領は日曜日、ウクライナの
ゼレンスキー大統領を批判し、ブラジルは「ウクライナに対して中立的な姿勢を採用する」と付け加え、ロシアに制裁を加えないと付け加えた。
ロシアに制裁を加えないと決定している国はほかに、イスラエル、トルコ、イラン、シリア、パキスタン、中国といった国々がある。
イスラエルのベネット首相、モスクワにプーチンを訪問
注目のニュースとしては、イスラエルのベネット首相がモスクワにプーチンを尋ねたことだ。
イスラエル首相、モスクワでプーチン氏と会談 ウクライナ危機協議 | Reuters
イスラエルのベネット首相は5日、モスクワを訪問しプーチン・ロシア大統領とウクライナでの戦闘について協議した。首相報道官によると、その後ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。
「イラン核合意の再建に向けた協議についても意見交換した。」
「イスラエルは、ゼレンスキー大統領の要請を受け、ロシアとウクライナの仲介を申し出た。米国、フランス、ドイツと調整している。」
どうやらベネットはアメリカ、フランス、ドイツの代理としてロシアとの和解の仲介役をしているようだ。
パキスタンの首相カーン「われわれはあなた方の奴隷なのか?」
先週、22カ国の駐パキスタン特使がイムラン・カーン政権に対し、ロシアのウクライナ侵攻を非難する共同アピールを提出した。このアピールは、イムランがロシアを訪問したことをきっかけに出されたもので、ちょうどロシアの侵攻が始まった時期と重なっていた。
イムラン・カーン首相はこの要求に対して怒りをあらわにした。政治集会でイムラン首相はロイター通信に「我々をどう思うか」と聞いた。「私たちはあなたの奴隷なのですか...あなたが言うことは何でもするのですか?EUの大使たちに聞きたい。インドに同じような手紙を書いたのですか」と。イムランは、国連総会でロシアの侵攻を非難する投票を行った際、インドも棄権したことを指摘した。
ウクライナ紛争についてパキスタンは「中立」を保つと宣言し、イムランは「我々はロシアと友人であり、アメリカとも友人であり、中国ともヨーロッパとも友人であり、我々はどの陣営にも属さない」と述べた。
ちなみに共同声明に署名したのは、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ポルトガル、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、オランダ、オーストラリア、カナダ、ノルウェー、スイス、イギリスそして日本の特使たちだった。
そして、カーン首相はロシアから天然ガスを輸入する契約を結んだ。
ダブルスタンダード
かなりの数の国が今までのように米英やNATOに跪くというのではなく、自らの国益を第一に考えて中立、ないしは様子見をしていると捉えていいのではないかと思う。世界は様変わりする。今までの秩序がもう通用しない。
2. アメリカの動向ーアメリカのピープルズコンボイの動きに注目。
「民衆のコンボイ」の最初の波は、今日早朝にワシントンD.C.を囲む首都ベルトウェイに入った。グルグル回っているらしい。
PEOPLE’S CONVOY: On the ground in Maryland where the Convoy is making two laps along the DC Beltway today.
— Jake Karalexis (@jake_karalexis) 2022年3月6日
The convoy plans to return to the Hagerstown Speedway where it left from earlier this morning after circling the Beltway. @FoxNews @FoxNewsMMR pic.twitter.com/IBTHZoMJew
People's Convoy vehicles head to Washington DC. Earlier, the Capitol Police declared emergency over the anti-mandates movement, fearing a repeat of the Canadian protest pic.twitter.com/OQ0vcp0Ow0
— RT (@RT_com) 2022年3月7日
トラッカーの「フリーダムコンボイ」でカナダのトルドーはいま、決定的に追い込まれている。
2月23日にカリフォルニアを出発して、とうとう首都に入ったアメリカのこのPeople's Convoyもバイデンを追い込だろうか。
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