アメリカ:マスメディアを信じている人は史上最低に急落。二極化が深化。
新聞やテレビのニュースに対するアメリカ人の信頼感は、史上最低に急落した。
新聞やテレビのニュースを「とても信頼している」または「かなり信頼している」と答えたアメリカ人の割合 (ギャラップ社調査)。
赤がテレビ、青が新聞。
新聞やテレビのニュースに対するアメリカ人の信頼感は、ギャラップが米国の機関に対する信頼に関する最新の年次調査によると、史上最低に急落した。
これがなぜ重要なのか:?
メディアへの信頼の喪失は、アメリカにおける二極化の深化の最も重要な兆候の一つだからだ。
ブッシュ・ジュニア、オバマ時代から党派別格差がずっと拡大している。
支持政党別に見ると下記のようになっている。(1997年から2020年)
民主党と共和党のメディアの信頼の格差はブッシュ政権とオバマ政権の間に拡大し始めたが、トランプ時代に劇的に拡大し、今も拡大し続けている。
検閲とメディアの偏見は保守派の間での接収された叫び声となり、代替ソーシャルメディアネットワーク、エンターテイメント企業、ポッドキャストネットワークなど、多数の新しいメディアやテクノロジーへの投資を促している。
いうまでもないが、伝統的な報道機関への信頼の欠如は、党派的な発言がオンラインでよりアクセスしやすくなるにつれて拡大している。
最も重要な原因は、国民と世界をイラク戦争へ導くための虚偽報道と、911に関する虚偽報道だ。
セマフォーのベン・スミスは7月7日、ワシントンでのイベントで、メディアの不信感の「唯一最も重要な要因」は、イラク戦争を前にした「恐ろしい報道」と、テレビと新聞が依然として支配的なニュース形態であった9/11後の数年間の悲惨なメディア報道である、と指摘した。
権力者のプロパガンダ機関としてつくられたマスメディアの命運が尽きようとしている。
参照:Trust in news collapses to historic low (axios.com)
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