ロン・ポールも、CIAがウクライナに関する偽情報を米国人に与えていたことを認めたことを取り上げる

 

ロン・ポールも、CIAがウクライナに関する偽情報を米国人に与えていたことを認めたことを取り上げる

<米下院議員でリバタリアン、大統領予備選に3回出馬したロン・ポールアメリカ上院議員ランド・ポールの父)の記事>

 

昨年末、ギャラップ社の世論調査で、アメリカ人の主要メディアに対する信頼が過去2番目に低い水準に落ち込んでいることが明らかになった。メディアを「大いに」信頼していると答えたアメリカ人はわずか7%であった。
このような信頼の喪失は、主流メディアによって十分に勝ち取られたものであり、ソーシャルメディアにおける独立メディアやオルタナティブな声の大規模な増加を説明するものだ。独立系メディアの声の高まりに対する反応は、受け入れられている主流の物語から外れた声を「取り消す」ことに殺到している。

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NBCニューズがディープステートが世論操作のために積極的にウソをついていることを認めたことの衝撃

ソ連の市民がプラウダのような操作されたメディアを読むのは、政権が事実を報道したからではなく、何が報道され何が報道されないかという行間に真実が隠されているからだ。それが、そのまま今のアメリカの現状であるように思う。

先週、よりによってNBCニュースに、アメリカの情報機関がアメリカの視聴者に消費させるために正確とは思えない情報を故意にアメリカの主流メディアに流しているという、驚くべき記事が掲載された。
つまり、米国の「ディープ・ステート」が、世論を操作するために米国民に積極的に嘘をついていることを認めている、という記事である。

NBCニュースの記事によると「複数の米政府高官が、情報の正確性に対する信頼が高くない場合でも、米国は情報を武器として使ってきたと認めている」という。ときには、抑止効果を狙って信頼度の低い情報を使うこともあった...」とある。

踊るショッキングな見出しも、ずべて国民を洗脳するためだった。

"ロシアがウクライナ化学兵器を使う用意がある"、"中国がロシアに軍備を提供する"、"ロシアのプーチン大統領がアドバイザーから誤った情報を与えられている"などのショッキングな見出しがここ最近ずっとあったことは読者もご記憶のとおりである。これらはすべてCIAが作り出したもので、ウソだとわかっていてもアメリカのメディアで繰り返された。それは記事の中である諜報員が言っていたように、"プーチンの頭の中に入ろうとしている "ということであったはずだった。

しかし、CIAが実際に行ったのは、紛争に対する国民の認識を形成するための偽情報で、”アメリカの頭の中に入り込む”ことだったのだ。バイデン政権のシナリオを支持するよう、私たちにプロパガンダするためにウソをついたのである。

参考記事:ウクライナ軍は敗北した。あとは掃討戦のみ(上) - Tanto Tempo (hatenablog.com)

JFKのピッグス湾事件後の願いを今こそ見直すとき

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トランプ時代を通じて「ロシアゲート」デマを推し進めた人々は、「ロシアの偽情報」の目的は、アメリカ人の政府、メディア、その他の機関への信頼を損ねることだと主張した。アメリカ人の間で特定の物語を確立するために偽の物語を送り込むことで、メディアに対するアメリカ人の信頼を損なうために、ロシア人以上にCIA自身が行ってきたことは皮肉ではないか?

ピッグス湾事件後、ケネディ大統領は「CIAを1000個に分割し、風前の灯火にしたい」と言ったと言われている。それは彼にとってあまり良い結果にはならなかった。2020年、トランプ大統領のCIA批判に対して、上院多数派のチャック・シューマーがレイチェル・マドーに語ったのは有名な話である。情報機関を敵に回すと、日曜日から6つの仕返しをされますよ」。

トランプを陥れようとする米国情報機関の活動に関する情報が増えるにつれ、今回ばかりはシューマーが正しかったようだ。

ケネディ大統領の「ピッグス湾事件」後の願いを、今こそ見直す時だ。CIAが嘘を使ってアメリカ国民をロシアとの戦争に向かわせたことは、CIAの100万個の破片を風に撒き散らす何千もの理由の一つに過ぎない。

 

出典:The Ron Paul Institute for Peace and Prosperity : CIA Admits Feeding Americans False Info About Ukraine