でっちあげられた危機:CIAはネオナチ・アゾフ大隊を訓練し、ウクライナを新たな"グローバル白人至上主義者"テロ脅威の発祥の地として選んだ。

 

でっちあげられた危機:CIAはネオナチ・アゾフ大隊を訓練し、ウクライナを新たな"グローバル白人至上主義者"テロ脅威の発祥の地として選んだ。

<The Expose記事を要約>

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CIAがコロナ後の世界的危機を作るために、ウクライナで反乱を創出している。

ウクライナとロシアの間の紛争がエスカレートし続け、世界の注目を支配し続けている中で、アメリカ中央情報局(CIA)がウクライナで反乱を創り出し、武装させるために働いているという証拠が増え続けている。しかしそれはほとんど注目されていない。

元CIA高官と元国務長官が「CIAはウクライナでの計画のために、アフガニスタンとシリアにおける過去のCIAが支援する反乱の"モデル"に従っている」と、今や公然と言っていることを考えれば、これは特別な真実だ。これらの国々が、これらの反乱の直接の結果として戦争によって荒廃していることを考えると、それはウクライナにとって悪い前兆だ。

しかし、この反乱はウクライナを遥かに超えた結果をもたらす態勢を整えている。「国境を越えた白人至上主義ネットワーク」が、Covid-19の脅威が後退するにつれて世界に降りかかる次の世界的な大惨事になりそうなのだ。

「国境を越えた白人至上主義ネットワーク」 ── アメリカが作り上げる反乱。

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ロシアがウクライナで軍事作戦を開始した直後、外交問題評議会(CFR)のメディア部門であるフォーリン・アフェアーズは「来るべきウクライナの反乱」と題する記事を発表した。この記事はロシア語を話す引退したCIA作戦将校であるダグラス・ロンドンが書いたものだ。

ロンドンの注目すべき声明には、「アメリカ合州国は、常にウクライナの反乱に対する支援の主要かつ不可欠な源泉となるだろう」という彼の主張がある。
彼はまた「アメリカ合州国ベトナムアフガニスタンで学んだように、信頼できる補給線、十分な戦闘員の予備軍、国境を越えた聖域を持つ反乱は、無期限に存続し占領軍の戦闘意志を奪い、国内での占領に対する政治的支援を枯渇させることができる」と述べている。

ロンドンは、この明らかに差し迫ったウクライナ反乱のモデルを、1980年代のアフガニスタンでのCIA支援の反乱と、2011年から現在までのシリアの"穏健派反政府勢力"として、明確に言及している。こうした過去のCIAが支援する反乱を、ウクライナに対する"秘密の"アメリカ援助のモデルとして推進しているのは、ロンドンだけではない。ヒラリー・クリントンだ。ヒラリーは、2月28日にMSNBCに出演し、本質的に同じことを言った。。Yahoo!ニュースは1月に、CIAが2015年以来、ウクライナ諜報員と特殊作戦部隊のための秘密訓練プログラムを監督していると報じた。

RIMを引き合いに出してネオナチの行動を正当化しようとしている。

国務省のテロ対策コーディネーター、ネイサン・セールスは、Wiredに掲載されたその記事で、ロシアにはロシア帝国運動(RIM)という運動をしているものがおり、この運動を「ネオナチと白人至上主義者に準軍事的な訓練を提供するテロリスト集団であり、志を同じくするヨーロッパ人とアメリカ人を彼らの認識された敵に対する共通の戦線に結集させようとする上で顕著な役割を果たしている」と特徴付けた。そしてこのRIMは、ロシア人が居住するすべての領土に影響力を行使する1917年以前のロシア帝国の再建を提唱していると定義づけられている。

だがそれは、ウクライナにおける現在の出来事のエスカレーションの結果、ロシアを「国境を越えた白人至上主義」の原動力として描くためにRIMを利用しようとする意図なのだ。それは、ウクライナ国民衛隊に組み込まれたネオナチ準軍事部隊アゾフ大隊のようなネオナチ集団が現在の敵対行為で積極的に演じている役割の最小化を、その目標の一つとして持っている。

 

アメリカはウクライナをロシアへの代理戦争に使うだけでなく、北アメリカとヨーロッパで「国内のテロとの戦い」を始める口実のために「テロ脅威発祥の地」として選んだ。

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今年1月、ジャコビンは、ウクライナで反乱を播種しようとするCIAの取り組みに関する記事を発表し、「我々が知っていることはすべて、(CIAによって訓練されている集団に)世界中の極右テロリストを鼓舞するネオナチが含まれている可能性を指し示している」と指摘し、アメリカ合州国とヨーロッパの極右過激派集団の中で、多くの著名な個人が、ウクライナの極右代表、特に国民軍団とそれに関連する民兵組織、アゾフ連隊との関係を積極的に模索している」と述べている。

 

FBIでさえRIMについてより公然と懸念しているが、米国を拠点とする白人至上主義者がグループとの関係を育んできたことを認めざるを得ず、アゾフは「米国を拠点とする白人至上主義組織の訓練と過激化に参加したと考えられている」と述べた。対照的に、米国市民とRIMとの具体的なつながりの証拠は一つもない。

著名な元CIA高官が「複数の国境を越えて広がる」と主張している反乱をCIAが支援している今、この「来るべき反乱」の一環としてCIAによって訓練され武装している軍隊がアゾフ大隊を含むという事実は重要だ。

 

CIAは、諜報機関関係者が、Covid-19危機が衰退した後の「次の」大きな脅威であると主張している「グローバルな白人至上主義」の、まさにそのネットワークを育むことによって、さらに別の自己実現的な予言を作り出すことを決意しているようだ。

CIAは助産師に戴冠し、ウクライナアメリカ帝国とその敵国との間の次の代理戦争だけでなく、北アメリカとヨーロッパで「国内テロとの戦い」を開始する口実も作り出すこの新しい「テロ脅威」の発祥の地として選んだように見える。

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出典:Manufactured Crisis: CIA trained the Neo-Nazi Azov Battalion and has chosen Ukraine as birthplace of new “Global White Supremacist” Terror Threat – The Expose (dailyexpose.uk)