ネバダ州でも最初のレムデシビル不法死亡訴訟が起こされた。

ネバダ州でも最初のレムデシビル不法死亡訴訟が起こされた。

患者と病院スタッフの意志に反して医者がレムデシビルを投与。

 

リノの弁護士ジョーイ・ギルバートとラスベガスの弁護士シガル・チャッタは、COVID-19のレムデシビル治療で死亡したとされる男性の相続人に代わって、ネバダ州で最初のレムデシビル不法死亡訴訟を起こした。スパークス・ファミリー病院、北ネバダ医療センター、医師、個人の名前が訴訟に挙がっている。原告は以下の事柄を主張している。

  • 患者(現在は死亡)はイベルメクチンとHCQを処方された。病院のスタッフは、いかなる状況においても、彼の症状の治療のためにレムデシビルを投与される患者はいないと指示された。
  • スタッフは患者の要求に応じるが、病院のプロトコルに反するため、HCQまたはイベルメクチンを投与することはできないと述べた。
  • 医師は異議にもかかわらずレムデシビルを処方した。
  • 患者はレムデシビルを投与され、1週間後に腎不全と呼吸不全で死亡した。
  • レムデシビルは危険な実験薬である。
  • 不必要な治療を行うことは医学的に非倫理的であり、ネバダ州の法律に違反している。
  • インフォームドコンセントなしに治療を行うことは、医学的に非倫理的であり、ネバダ州の法律に違反している。

カリフォルニアでは10月に訴訟が起こされている。

 

10月、14家族を代表する弁護士が、レムデシビルの使用による不法死亡を主張して、カリフォルニアの3つの病院を訴えた。

2020年5月1日に同剤の緊急使用許可を与えるにあたり、FDAは次のように述べている。「COVID-19で入院中の人の治療にレムデシビルを使用することの安全性と有効性について知られている情報は限られているが、この治験薬は一部の患者の回復までの時間を短縮することが臨床試験で示された」

 

チャッタ弁護士はThe Nevada Globeにこう語った。
「人々は医療専門家に自分の健康を委ねていた。これらの専門家は、ギリアド・サイエンシズの研究結果を知っていながら無視したか、あるいは研究結果を知っていながら故意に行動したか、どちらかでしょう。いずれにせよ、医療専門家が人命を軽視したために、何千人ものネバダ州の人々が亡くなったのです」。

 

日本政府は、2020年5月7日、真っ先にこのレムデシビルを承認した。

レムデシビルが日本でもCOVID-19治療薬として承認:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)