BRICS、新しい世界準備通貨の創設へ

BRICS、新しい世界準備通貨の創設へ

通貨バスケットと、SWIFTに変わる支払いネットワークをつくる

 

プーチン大統領は最近のBRICSビジネスフォーラムで発言し、新しいスキームは国際的に取引するための信頼できる代替手段を提供すると述べた。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ(BRICS)は現在、新しい世界準備通貨を確立するために協力しており、新しい準備通貨はその価値を集合的に支える各国の通貨(実質、ルーブル、ルピー、人民元、ランド)の通貨バスケットであるといった。
今年初め、BRICS諸国は、SWIFTのような西側の金融システムを段階的に廃止するための新しい共同支払いネットワークの構築に取り組んでいることを示した。

そのSWIFT(国際銀行間通信協会)だが、日経は次のように伝えた。民間金融機関もSWIFTに変わる独自決済ネットワークの構築に動いている。

2025年をメドに新規格に移行し、不正防止や利便性を高める。情報処理量は60倍超に増える。民間の金融機関は低コストで瞬時に決済できる独自ネットワークの構築に動く。中国なども送金網づくりを進めており、デジタル金融が送金のあり方を根底から変えている。

SWIFTが50年ぶり新規格 情報量60倍、国際送金に変革: 日本経済新聞

新しい自由貿易協定も議論

 

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、BRICSの会合には、プーチン大統領が提案した新世界準備通貨に沿った新しい自由貿易協定に関する議論も含まれていた。

自由貿易協定を構築することは、この貿易の可能性をテープにするための非常に重要な手段であり、中国は他のBRICS諸国と議論する用意がある」と中国の王秀文副商務大臣は述べた。

現在、「ロシアにインドのチェーン店がオープンさせ、またロシア市場での中国の自動車、機器、ハードウェアのシェアを拡大する」ための交渉が進行中だ。

CNN.co.jp : ロシアは貿易を中国やインドに振り向け プーチン氏が表明

BRICS諸国ではさほど大きなインフレは起きていない。

中国とインドの両方へのロシアの石油輸出も、最近「顕著な増加」を見せている。これは、ドイツやイタリアのようなNATO諸国がルーブルでの配達の支払いを拒否しているため、もはやロシアの石油を受け取らないことの裏表の関係にある。
先月、消費者物価指数がわずか2.1%しか上昇しなかった中国を含め、BRICSの大手諸国の一部では、インフレはそれほど大きな問題ではないことが判明した。

「中国の小麦生産量は昨年よりも高く、収穫はほぼ保証されている。中国の豊富な穀物供給は、消費者物価を安定させるために不可欠である」と李克強首相は、変化が発生した場合に中国が金融政策を操縦する余地がいかに大きいかについて付け加えた。

別の報道では、中国は2021年から輸入した穀物を貯蔵しているという。

出典:Putin says BRICS countries are establishing new global reserve currency to replace U.S. dollar – NaturalNews.com