CDCは政治的な理由でCovidデータを隠した、とNew York Times

 

CDCは政治的な理由でCovidデータを隠した、とNew York Times

 

── FDA医療担当官であったデヴィッド・ゴートラー博士(薬理学)執筆の記事

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政治的なシナリオに合うように「科学」を選択的に選ぶことは、「科学に従う」ことではない。それは不正行為であり、詐欺だ。

ニューヨークタイムズの記事は、CDCがCOVIDのデータの大部分を公表していないという。

 

ニューヨークタイムズの最近の見出しによると、"CDCは収集したCOVIDデータの大部分を公表していない"。この見出しは、この記事が実際に明らかにしていることを控えめに扱っている。

パンデミックから丸2年、公衆衛生上の緊急事態への国の対応を主導する機関は、収集したデータのごく一部しか公表していないと、データに詳しい複数の関係者が述べている。

Covidに罹患する危険性が非常に低い若年層のデータを省く。

この記事によると、疾病管理センターが「65歳未満の成人におけるブースター(ワクチン追加接種)の効果に関する最初の重要なデータを発表したとき...その人口の大部分に関する数字が省かれていた」という。その大部分である18歳から49歳は、追加予防接種の恩恵を受ける可能性が最も低い年齢層だ。タイムズ紙によれば、

当局は、ワクチンの効果がないと誤解される可能性があるため、この数字をずっと公表したがってない。

CDCは「The New York Timesからのいくつかの問い合わせ」のあと、思いがけないことに、アメリカ人の入院と死亡のリスクについて、ワクチン未接種とワクチン接種の両方のデータを、ブースター投与の有無に関わらず公表することにした。しかし、それでは若い人の全体的なCovidリスクは非常に低いことが明らかになるので、代わりにワクチン接種者と非接種者の入院を無理やり比較しようとする方法で行われたのである。年齢別のCovidリスクに関する正確なデータは、グラフや見やすい形でどこにも発表されていない。

CDCのこの行為は科学的詐欺だ。

政府が収集した有効性データを意図的に隠すというこの根拠は、CDCのスポークスウーマンであるクリステン・ノードランドによってさえ確認された。この税金で運営されている機関は、彼ら自身の利益のために。納税者にワクチンの有効性の全貌を知らせたくなかったのである。

このことを公に認めるだけの十分な自信もあるが、それは多くのアメリカ人がCDCの二枚舌に煽られ誤ったシナリオに基づいて、まさに望んでいないワクチンを強制され、仕事をクビになり、深刻な有害事象や死亡に見舞われた後である。

公衆衛生情報の選択的な省略という事実をほとんど正当化できないCDCのこの理論的解釈は、臨床上の不正医療という以上に科学的詐欺である。

 

正しく考えているアメリカ人は、CDC、特にアンソニー・ファウチがCOVIDについてアメリカ国民に誠実でなかったと2年ほど前から疑っている。アメリカ人はワクチンの有効性と安全性について何が起きているのかを理解するためにワクチン疫学の専門家である必要はなく、ただ彼らの眼を使えばいい。

連邦政府の職員が 「科学に従え」 という言葉を口にするときは、それは実は「我々の言うとおりにしろ、疑うな。さもなければ罰するぞ」という意味なのだ。真の科学者はデータの一部だけを公開したり、データを隠したりしないものだ。しかし、政府の信頼性と国の社会構造に深刻な損害が生じた後でさえ、ニューヨーク・タイムズがCDCがアメリカ人にブースターの有効性に関する真実を隠したことを否定できないのは、その行為がこの政権の政治的目標と矛盾するからだ。

アメリカの「無党派」と言われるCDCや米国食品医薬品局(FDA)は、ホワイトハウスの主張に無頓着に同調したり、失敗した、熟考されていない政策を守ったりすることは彼らの義務ではない。多くのアメリカ人は、これらの機関が客観的にアメリカ人に完全な科学的開示を行い、ワクチンの有効性と安全性に関するありのままの事実を述べると信頼している。それを下回ることは、臨床的、科学的、倫理的に卑しむべきことだ。

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大規模接種と諸規制のあとすぐに、ワクチンは効果がないとわかった。

公式のシナリオは、バイデン大統領が「もし、あなたがワクチンを接種していないなら、死ぬ必要はない......ワクチンを接種しよう 」と言ったときに最も明確に提示された。これに続いて、大規模なワクチン義務化、マスク義務化、ロックダウンの継続、5歳児やそれ以下の子供たちへの急ぎのワクチン接種事業が行われた。健康な若者、特に子供たちがCOVIDで死ぬ可能性は極めて低いという科学的根拠を無視したものだったが、そんなことは大したことではなかった。

しかしその後、真実が明らかになった。ブースターは効果がないことが証明され、リベラル派のもっとも熱心な信奉者でさえ、ほとんど言及しなくなったのだ。COVIDの変異株の感染を制限するワクチンの能力は、あっという間に笑い話になるほど急落してしまった。

すでにワクチンを2回接種している健康な若者に、追加接種増することは実質的に意味がないという事実を隠すことは、それだけでも十分にスキャンダラスなことだ。しかし、何度も接種することによる安全性のリスクを考えると、それは二倍も言語道断なことだ。

 

ファイザー社のブーラは、いまだに何の臨床データも提示せず何も語ることがない。


この冬のオミクロンの大波の中でも健康な若者の死体が街に積まれなかったとき、あなたたちはCDCがワクチン追加接種の情け容赦ない事業が急を救ったと主張して勝利の階段を上ることを期待したかもしれない。しかし、この自己満悦の道程でおかしなことが起こった。
安全性の問題やオミクロンの有効性の欠如にもかかわらず、ファイザー社のCEOアルバート・ブーラ氏は同社のワクチンの4回目を推進し始めたが、いまだにその主張を裏付ける臨床データを提示せず、安全性や自然免疫について何一つ語ることがない。

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彼らがこんなにも卑劣ならば、あなたは他に何を隠されているのか?

 

アメリカ人はまた、ホワイトハウスがワクチンの安全性について客観的に議論するのを聞いたことがない。私たちが聞いていたことのすべては、バイデンとファウチがワクチンは 「安全で効果的 」という空虚な決まり文句を繰り返すことだけである。しかし、正確にはどの程度安全なのかは知らされない。なぜなら、そのような声明を出すために彼らが拠り所にしているデータがまだわからないからである。

CDCの科学者と臨床医は、アメリカ国民を守るために自分たちが税金で賄っている機関の倫理的、科学的、公衆衛生的な規範や方針に違反している。その結果はどうなるのだろうか?
私は、国家の安全保障を脅かすような極秘軍事情報の透明性の欠如に文句をいっているのではなく、薬の安全性やワクチンの効果に関する公衆衛生情報のことをいっているのだ。この公衆衛生データの選択的な省略は詐欺であり、政府機関のトップはその非倫理的な行動のために見せしめにされるべきだ。
さらにぞっとするような考えはこうだ。もしこれらの当局者がこれらのデータを省略するほど卑劣なのであるならば、アメリカ人は「自分たちの利益のために」ついて他にまだ何を知らないままなのだろうか?
アメリカ人の命を危険にさらすことに対する償いの日はやってくる必要があり、それは早ければ早いほど良いのだ。 

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ゴートラー博士について

 

デビッド・ゴートラー博士は薬理学者、薬剤師であり、倫理と公的方針センターのFDAおよび医療政策フェローである。イェール大学医学部の薬理学とバイオテクノロジーの教授で、イェール大学の生命倫理センターにも籍を置き、後にホワイトハウスからFDA長官の上級顧問(医薬品安全性、FDA科学政策、FDA規制業務)に任命されたFDA医療担当官でもあった。Forbes誌のコラムニストとして、医薬品の安全性、ヘルスケア、FDAの政策について執筆している。

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出典:CDC Tells New York Times It Hid Covid Data For Political Reasons (thefederalist.com)