911の真相が明かされる ── ジョージ・W・ブッシュ 軍事法廷 4日目

 

 

予想外の911の被害者数に慌てる三人

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法廷に流れる三人の声。

 

水曜日の法廷の冒頭で、クランダール少将はドナルド・ラムズフェルドが密かに録音した、オーヴァル・ルーム(大統領執務室)の会話の2つ目のオーディオカセットを差し出した。ラムズフェルド、ブッシュ、チェイニーの声が録音されたこのテープは、タワーの崩壊から約5日後に作られたと3人の役員からなる委員会に報告された。その会話の中で、被告(ブッシュ)はチェイニーに概算の死亡者数を尋ねている。

チェイニー「我々が予想したより少しだけ多いようだ」

ブッシュ「少しだけって何人なんや?」

チェイニー「まあ正確にはわからんが、ニューヨークでは6,500人から7,000人の間というのは非合理的とはいえない数字だろうな」

 ブッシュ「何でやねん!? おまえは2、3千人やゆうたやないか。2やったろ。6や7やないで。なんちゅうこっちゃねん!」

チェイニー「火曜日の早朝にあんなに多くの人がタワーにいるとは思わなかったんだよ、ジョージ。飛行機に電話して『おい、今日はキャンセルしてくれ 』と言えるわけでもないんだ」

ブッシュ 「ニューヨークで7,000人が死にましたって、このクソ国民に言えるわけないやろ。もう俺の再選は無理やんか」

チェイニー「2,000から3,000人くらいだと言ってダメージを和らげよう。国民はそれで納得する」

ブッシュ 「数百人にできんか?」

ラムズフェルド「それやったら皆がすぐ嘘に気がついてまうわ」

ブッシュ 「もし3000人ゆーたとしてもや、残りの4000人について説明せなあかんようになるがな。 その4000人のクソ家族はメディアに向かってやな、自分の家族は死んだのに報道されんかったと叫びまくるで」

チェイニー「何人かに餌を投げなければならなんな」

ブッシュ「ゴッツー大きな餌やないとアカンぞ、ディック。ワイはその責任を担ぐ気はないで」

チェイニー「俺を信じろ。何とかする」

ラムズフェルド「経済にとってはええことやろな。一晩で何千人もの億万長者が誕生するんやから」

 

911事件のでっち上げによってアフガンの巨大なアヘン畑を接収した。

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クランダール少将はテープを止めた。彼はパネルに対して、暴君トリオは9.11を計画しただけでなく、政治的威信を失うことを恐れて死者の数を隠すために共謀したと断言した。チェイニーのサウジアラビアイスラエルの人脈は、この共同謀議から大きな利益を得る立場にあった。この悲劇をオサマ・ビン・ラディンやハリド・シェイク・モハマドのせいにしたのは、当時の軍隊を使ってアフガニスタンを爆撃し、20万ヘクタールの貴重なアヘン畑を接収するための口実だったと彼は言った。

ブッシュの弁護士、デビッド・アウフハウザーは立ち上がった。
「一体何なんです?あなたはタリバンを支持しているように聞こえますよ、提督」

「誰もタリバンを支持してはいません、アウフハウザーさん。そして彼らは今日ここで裁判に かけられているわけではありません。 あなたの依頼人であるジョージ・W・ブッシュが対象者です。 これ以上の暴言を慎んでください」とクランダール少将は言った。

「私の弁護士人生の中で、これほど悪意に満ちた訴追は見たことがない」とアウフハウザーはつぶやいた。「私は黙りませんよ。黙ることは私の依頼人に対する冒涜です。この裁判を休廷させ、米軍が運営していない別の会場に移さなければならない」。

彼の熱のこもった独白を受け、クランダール少将は彼を法廷から追い出した。裁判は昼休みの後、再開されることになった。

 

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