インド弁護士会、COVID治療におけるイベルメクチンのガイドラインについてWHO主任科学者を非難

インド弁護士会、COVID治療におけるイベルメクチンのガイドラインについてWHO主任科学者を非難

Health Polcy Watch

インド弁護士会、WHO主任科学者にイベルメクチンの偽情報キャンペーンで法的通知送付

 

インド弁護士会(IBA)は、WHOがイベルメクチンのCOVID-19治療薬としての使用を推奨しなかったことを受け、WHOの主任科学者ソウミヤ・スワミナサンに「イベルメクチンに対する偽情報キャンペーンを展開した」として、2度目の法的通知を送ったと発表した。

ムンバイに拠点を置くIBAは、5月25日に51ページの通知をスワミナサンに送り、6月13日にはフォローアップ通知を送って、臨床試験の場合を除き、WHOはCOVID-19の治療薬としてこの薬の使用を推奨していないという同氏の発言に反論した。

消されたスワミナサンのtweet

IBAが「物議を醸す」と評した、COVID-19に対するイベルメクチンの使用を特に控えるよう勧めるスワミナサン氏のツイートは、その後削除された。

2021年5月10日にスワミナサン氏のハンドルネーム@doctorsoumyaで投稿されたツイートには、次のように書かれていた。

新しい適応症に薬を使用する場合、安全性と有効性は重要です。@WHOは臨床試験以外では#COVID19にイベルメクチンを使用しないよう推奨しています。

WHOは、これまでのところイベルメクチンのCOVID-19に対する有効性を証明する証拠が不十分であり、より良い証拠が得られる可能性がある臨床試験研究を除き、推奨されるCOVID治療薬としてイベルメクチンを含めていないと述べている。

WHOの主任科学者としての役割において、スワミナサンは、ヒドロキシクロロキンやレムデシビルなど、政治的には人気があるが科学的には根拠のない治療薬の使用にも反対を唱えてきた。レムデシビルは、WHOが有効性に関する証拠が不足していると述べたにもかかわらず、米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用承認さえ受けている。