ある気候科学博士の告白:「山火事多発は気候変動のせいだ ── 自分の論文が発表されるように真実のすべてを省いた」

 

ある気候科学博士の告白:「山火事多発は気候変動のせいだ  ──  論文が発表されるように真実のすべてを省いた」

……嘘ばかりだ。

気候科学博士のパトリック・ブラウンという研究者が「自分の気候変動論文が発表されるために、私は真実のすべてを省略した」という記事を書いて話題になっている。彼は、自分の論文が有名誌(ネイチャー)に発表されるために、真実のすべてを省いた。
この記事を読むと、少なくとも気候変動分野では彼だけではなく、これは構造的に行われていることがよくわかる。
彼は一年前にアカデミズムを離れ、今は非営利の民間研究センターである「ブレークスルー・インスティテュート」で働いている。つまり「安全地帯」に入ったからこの記事を書いたということだ。

犠牲にして編集者や主流派の脚本に合うように調節されている

 

パトリック・T・ブラウンによれば「気候研究者の仕事は、最も目を見張るような数字を生み出す指標に焦点を当て、そのためにたとえ真実を省かなければならないとしても、編集者や主流派のシナリオに合うように調整されている」。
この気候研究者はまた、彼が共著した論文において「他の明らかに関連した要因 」を研究することさえしなかったという。
「私がネイチャー誌に掲載されたのは、編集者が好むとわかっていたシナリオに固執したからだ 」と彼は認めている。
このようなことが起こるのは、その分野での競争が激しいためであり、その結果、多くの応募の中から出版されるものを選ぶ、編集者のバイアスに大きく影響された論文が生まれる。 研究者のキャリアは、自分の研究が広く引用され、重要であると認識されるかどうかにかかっているからだ。ましてやアメリカでは1960年代初頭に較べて、博士合取得者の数は6倍にもなっているらしい。

The Exposé の批判

 

しかし、The Exposé は次のようにこのブラウン氏を批判している。

 

WEFのシナリオに沿うように人々の意見を誘導してきた人物から真実を聞けたことは目新しいことではあるが、それでも許しがたいことだ。これは、他の多くの科学分野にも当てはまることだろう。
パトリック・ブラウンの論文の結論を台無しにして申し訳ないが、彼が今、「本当に重要なのは、ジャーナルの引用やメディアのクリック数、学者のキャリアステータスではなく、実際に社会に役立つ研究である 」と言っていることをここで指摘しておきたい。そういうからには、彼はそういう研究を発表したことがあるというのか?

いずれにせよ、パトリック・ブラウンが書いた記事はリンクのとおりだが、彼の学習能力にもかかわらず、明らかに関連する他の要素をわざわざ調査していないことを忘れてはならない。

 

「重要な科学的研究は、科学的研究の結果はその資金がどこから来るのかによって完全に左右されることを証明している」