アメリカの民間警備会社のCEOが語る安倍元首相警備の最大の問題

 

アメリカの民間警備会社のCEOが語る安倍元首相警備の最大の問題

テレビ朝日オバマ大統領や、就任前のバイデン大統領の警護にもあたった米民間警備会社ボムベースのCEOにインタビューし、今回の現場の分析を依頼した。

 

ANNのビデオ Part-1

「観衆との距離が近すぎます。安倍元総理が立っている所は低いガードレールがあるだけで、観衆からの距離が3メートルくらいしかありません。誰もが歩いて安倍元総理に近付けてしまいます」

最初は道路を挟んだ所に立っていた山上容疑者。動き出したのは、演説が始まってから1分14秒後のことだった。
「銃を持った男が近付いてきて構えるところ、恐らく1秒か2秒。十分時間があったはずなのに誰も動いていません。誰もです」
そして、2発目の発砲音が響く。

ANNのビデオ Part-2

「少なくとも銃口と安倍元総理との間に入ることはできたはず。映画のように簡単にいかないと思うかもしれないが、少なくとも攻撃の邪魔はできた」
そして、最大の問題は、安倍氏が倒れた後の行動にあるという。
「ここ見て下さい。警察官全員が容疑者の方に向かって走っています。こんなに大勢はいりません。容疑者はすでに取り押さえられています」

「容疑者の1カ所に集中しすぎて、次の脅威を見逃しています。銃を持っている不審者が他にもいたらどうしますか?」
さらに、安倍氏が撃たれてから救急車を呼ぶのではなく、事前に治療できる病院と救急車を確保しておくべきで銃に対する備えを見直す必要があると指摘した。



出典:テレビ朝日 安倍氏銃撃「攻撃の邪魔はできた」米警備プロが指摘|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (tv-asahi.co.jp)