FDAがmRNA Covidショットに白旗をあげた。

FDAがmRNA Covidショットに白旗をあげた。

アレックス・ベンソン

ワクチン未接種の成人には、もはやmRNAを1回以上投与することはできない(すでに2回接種した2億3000万人のアメリカ人にもそう言え)。また、65歳未満の人はほとんど誰も2回目の接種を受ける資格がない。

 

食品医薬品局(FDA)は、mRNAによるCovidワクチン接種を全面的に見送った。

今日の午後、FDAはCovidワクチン接種スケジュールを「簡素化する」という名目で、ワクチン未接種の人に対する2回投与のmRNAワクチン接種計画を終了した。

まだワクチン接種を受けていないアメリカ人は、オミクロン株に対してより効果的とされる新しい「2価」ワクチンを1回だけ受けることができるようになった。ただし、このワクチンの効果が向上したという実際の証拠はほとんどないに等しい。

「ワクチン未接種者の多くは、オリジナルの1価のmRNAワクチンを複数回接種するのではなく、2価のワクチンを1回接種するようになるかもしれません」

SOURCE

この変更は、mRNAの2回投与計画の重要性に関する2年以上にわたる公衆衛生ガイダンスを事実上取り消すものであり、その重要性は強調してもしすぎるということはない。

「ファウチはアメリカ人に2回目のCovidワクチンの接種をスキップしないように促し、それは劇的な利益をもたらすという」

SOURCE

この変化は、見た目以上に大きいものだ。モデルナ2価ワクチンの各投与量には、オリジナルのモデルナワクチンに比べ、mRNAが半分以下しか含まれていない。つまり、モデルナワクチンを接種する人は、200マイクログラムではなく50マイクログラムと、元の投与スケジュールの4分の1の量のmRNAしか得られないことになる。

(ファイザー社のブースターは、初回接種と同じ30マイクログラムのmRNAを含んでいるため、ファイザー社の投与プランは半分になったに過ぎない)。

この変更は、mRNAの需要が米国だけでなく世界的に減少していることに起因している。現在、Covidを一日に注射しているアメリカ人は9000人に1人、ドイツ人は4万人に1人しかいない。

アメリカにおけるワクチン投与日による日毎の投与数カウント

FDAはまた、繰り返しブースター接種を行うことを思いとどまらせている。
「すでに2価ブースターを打ったほとんどのアメリカ人は、今のところ、別の用量を受ける資格がない 」とこの政府機関はいうのだ。
FDAは「ほとんどの人が、感染症やワクチン接種によってコロナウイルスに対する抗体を持っているため、低用量が適切だ」と述べている。

この根拠は「ハイブリッド」免疫の利点と、すべての人が全量を接種する必要性について、保健官僚が2年近く声高に繰り返してきた勧告と矛盾する。

しかし、どんな言い訳でもないよりはましだ。

「誰もワクチン打ったらコロナに罹らないとはいってない」ー え、そうなの?
関連記事

FDA、モデルナとファイザー/バイオンテックの1価ワクチンの使用許可を終了。