内戦か分国か ── アメリカのこの秋
フロリダ州知事デサンティス、GITMOを訪問。
Real Raw Newsによると8月20日(土)の午後、フロリダ州知事であり2024年の大統領候補の一人でもあるロン·デサンティスは米海軍のグアンタナモ基地(GITMO)を訪問した。 彼の訪問は予告されていなかったが、拍手喝采で歓迎されたという。
この日、デサンティスが最後に訪れたのは、GITMOの心臓部であるキャンプデルタ拘禁ブロックだった。そこは共和国に対する反逆罪で裁判または終身刑を待つディープステイターたちの現在の居住地だ。 その後、デサンティスは飛行機に乗って帰路についた。
GITMOに秘密のアクセスを許された政治家は稀で、だいぶ前のトランプ以来となったという。
Real Raw Newsでは、海兵隊トップのバーガー将軍は依然としてトランプ支持を堅持しているが、その下の幹部たちからはトランプに強い不満が出ており、デサンティスを次期大統領に推す声が非常に強まっていることを何回か報道している。
FBIのマールアラーゴ襲撃
8日にFBIがトランプのマールアラーゴの邸宅を急襲し、書類等を押収した。
ZeroHedgeはこの事件を受け、「我々は、トランプが国家安全保障の名の下に、プーチンに核の秘密を漏らした、あるいは漏らした可能性があるという物語になると推測する」と書いた。
また、FrontPageは「共和国の終焉」というタイトルの記事で、「FBIがトランプの家を家宅捜索したとき、アメリカ合衆国を偉大で自由なものにした重要な側面は失われており、おそらく回復することはできない。共和国の歴史を通じて、これまで政府自身の正義のメカニズムを使って敵に不正を行ったことはない」と主張した。
トランプ政権時の元大統領首席補佐官代行マルバニーは、トランプに非常に近い内部の誰かがFBIに情報を流していたと言っている。文書の持ち出しで有罪になれば、罰金と3年以下の懲役、スパイ容疑の判決をくだされれば8年以下の懲役で2024年の大統領選挙には出られなくなる。
JUST NOW: "I didn't know there was a safe at Mar-a-Lago and I was the chief of staff for 15 months. "
— John Berman (@JohnBerman) 2022年8月11日
--former COS @MickMulvaney on idea that someone tipped off FBI to classified documents. "it would be somebody very close [to] the president." pic.twitter.com/Mtn2VN8VnB
今回のデサンティスの訪問は、今までにGITMOに招待された政治家が極めて少ないことを考えると、デサンティスを副大統領候補として招待したとは考えにくい。ホワイトハットは次期大統領候補をでサンティスに決めたのではないか。つまり、トランプは終わりだ。
内戦か独裁か、あるいは分国か。
The Weekは、カリフォルニア大学デービス校暴力防止研究プログラムとカリフォルニア銃器暴力研究センターの学者グループによる世論調査の研究を紹介した。
その結果は以下のとおりだ。
また、YouGov/Economistの調査によると、アメリカ人の40%以上が10年以内に内戦が起こる可能性が高いと考えている。
Two in five Americans say a civil war is at least somewhat likely in the next decade | YouGov
長年の超格差社会に加えて、治安は意図的とも思えるほどに悪化し、900ドル以下とか950ドル以下の万引きであれば警察は出てこないため、人びとは安い時給の”奴隷労働”を拒否し、万引きで暮らしている。日本の映画の「万引き家族」が、過激化してアメリカ全土に広がったような有様なのだ。街にはホームレスや薬物中毒者が溢れ、公園にテントを張って暮らすことを許可した自治体もある。そしていま激しいインフレが亢進している。日本人がニュース等で見るアメリカ人は1割のハイクラスだ。アメリカの約2000万世帯(6世帯に1世帯)が電気代を払えていない。
先日、テレビに写ったMLBのスタジアムをぼ~と眺めていたが、それはローマ帝国が衰亡していったときのコロッセオを思い起こさせた。観客もプレイヤーもアメリカではもはや、恵まれた”特殊な”人びとだ。
Poll: Over 50 percent of Americans expect a civil war 'in the next few years'
一方で、バイデンは4回目のワクチンを打った後に2回もコロナ陽性となり、今はアメリカの大統領として”史上最長”の休暇記録を更新している。このまま大統領の座から去りそうな情勢だ。
今年11月には中間選挙がある。
20日、バイデンが中国所有のTikTokを、2022年のアメリカ中間選挙での連邦投票支援プログラムと提携させたことが報道された。
また不正選挙騒動が起こるかもしれないが、その前後にアメリカ合衆国ーThe United States of Americaの、”統一(United)”が失われる事態に発展する可能性が出てきた。
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