フランス国民の全国規模のデモがワクチン政策を変えた

フランスの民衆と政治支配階級のコントラスト

 

マクロン、ワクチンパスポートの完全廃止を約束

 

フランスの主要都市で8月末に始まった大規模なデモは11週目に入り、この2週間は大都市からすべての都市へ、そしてすべての小さな村や町へと広がっていまる。マクロン大統領の恣意的な医療アパルトヘイト支配に対抗して、フランス中の人々が平和的に台頭しているが、これはマクロンら 政治階級に対する大衆の反乱ともいえる 。

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あるサイトによると、マクロンは9月17日にテレビで衛生パス(ワクチン・パスポート)を完全に廃止すると語ったという。また、ショッピングモールが再開される。

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7月24日にはフランスの大統領保護特派隊がコロナの諸制限に反対し全員辞任したことが報道されたが、警察ももはやデモ隊の前には出てこなくなった。警官は内務省ではなく国民の側についたようだ。

フランスでは2022年4月から5月は、5年ごとに行われる大統領選挙がある。国立行政学院(ENA)を卒業した典型的なフランスの政治エリートであるエマニュエル・マクロンは、果たしてそのとき再び立候補できるのか。瀬戸際に立たされた。

 

ジャック・アタリという男

 

ミッテランサルコジ、オランド政権で重要な役割を果たし、マクロン大統領の顧問でもあるジャック・アタリだが、彼の過去から今日までに至る発言は変わっていない。ここでその一部を見ておくことは、優生思想トランスヒューマニズムとはどのようなものなのかを知るヒントになるかもしれない。

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ジャック・アタリ(Jacques Attali:1943年11月1日~)は、フランスの経済社会理論家、作家、政治顧問、上級公務員であり、1981年から1991年までフランソワ・ミッテラン大統領のカウンセラーを務め、1991年から1993年には欧州復興開発銀行の初代総裁を務めた。 2008年~10年にはサルコジ政権下で「アタリ委員会(フランス語版)」として知られるフランス経済成長解放に関する超党派の政府委員会を率いた。オランド政権下ではポジティブ経済に関する委員会を組織した。マクロン大統領はアタリ委員会の報道官を務め、2010年3月、そのメンバーとなっている。
2009年、世界情勢、時事問題、国内外の政策に焦点をあてているアメリカ合衆国のニュース誌「フォーリン・ポリシー」はアタリを世界のトップ100「グローバル思想家」の1人として認めた。

 

ミッテラン大統領の上級顧問であった1981年に、マイケル・ソロモンとのインタビュー「未来の顔」でアタリは次のように語った。

  • 将来的には、人口を減らす方法を見つけることが問題になるだろう。それはまず老人から始められる。60〜65歳を超えるとすぐに人間は生産ができなくなるのに、長生きすれば社会に多大なコストをかけるからだ。その次は、これからどんどん増える社会に何をなすでもない弱い人間や役に立たない人間と、特に知能の低い人間の削減だ。
  • これらのグループを対象とした安楽死:いかなる場合にも、安楽死は私たちの将来の社会の不可欠な手段だ。もちろん、人を処刑したり収容キャンプを設置したりすることはできない。彼らに安楽死を受け入れることが彼らにとってもいいことなのだと信じさせることで、彼らを社会から取り除かなくてはならない。
  • 我々は、特定の人々、本物の経済危機、老人や肥満者、まあ何でも構わないのだが、彼らを標的とするパンデミックを起こすなにものかを見つけるだろう。弱者はそれに屈する。恐がりの馬鹿はそれを信じて治療をしてくれと頼むだろう。
  • 我々は計画された治療に注意を払ってきた。治療が我々が考え出したソリューションだ。ゆえに低脳たちの選択は彼ら自身によって行われる。彼らは自分で屠殺場に赴くだろう。
  • 最後に、そしておそらくもっとも重要なこと:低所得者層が戦争を正当かつ必要であると信じない限り、そして税金をたくさん払う市民の忠誠と戦争の価値に対する彼らの信念が維持されない限り、戦争に勝つことはできない。未来の主要な武器はプロパガンダ、コミュニケーション、そして脅しという手口になるだろう。

     

アタリはその著作「a brief history of the future」で上述の一部をこのように語っている。

パンデミック、経済危機、ウイルスでもなんでもいい、それらを起こす。弱くて恐がりな者どもは屈服する。愚か者はそれを信じて治療してくれと言うだろう。そのときわれわれは計画された治療を施す。その治療こそがソリューションだ。彼らは自分で選択して独りで屠殺場に向かうだろう。

今回の”プランデミック"に関しては、ワクチンがここでいうソリューションだった。

 

アタリはまたトランスヒューマニズムに関しても発言している。

人間は、人工物、モノにならなければいけない。我々は人造人間の製造に向かっていくつもりだ。

 

追加情報

 

1.ルーマニア、すべてのワクチン接種センターを閉鎖

2.9月25日、ノルウェー政府は新型コロナ規制の全国措置を解除