ペンタゴンは誰にも知られずに、無尽蔵のカネを作り出し世界中の人びとを殺している

 

ペンタゴンは誰にも知られずに、無尽蔵のカネを作り出し世界中の人びとを殺している

元米国住宅・都市開発担当次官補キャサリン・オースティン・フィッツが、最近Children's Health Defense(CHD)テレビでインタビューを受けた。

キャサリン・オースティン・フィッツについて

キャサリン・オースティン・フィッツは、アメリカの投資銀行家で、以前はディロン・リード・アンド・カンパニーのマネージング・ディレクターを務め、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領時代には米国住宅・都市開発担当次官補を務めた。フィッツは連邦資金の清掃婦と呼ばれており、1988年にジョージ・H・W・ブッシュ政権に仕えた政府でのキャリアが始まって以来、連邦資金の詐欺と管理ミスを暴露してきた。

国防総省は誰にも知られず18年間で20兆ドルを使った

 

投資銀行家で元米住宅都市開発省(HUD)職員であるキャサリン・オースティン・フィッツは、「Children's Health Defense」シリーズの最近のエピソード「Financial Rebellion」の中で、米国防総省(DOD)がいかに20兆ドルもの税金を(1998年から2015年の間に)使い、それが文書化されず、使途不明になっているかを説明している。フィッツはまた、米住宅都市開発省(HUD)が1兆ドルの税金で同じことを行っている事実にも注目している。
フィッツはまず、1994年にニューヨーク連邦準備銀行と連邦準備制度理事会(FRB)が国際決済銀行(BIS)の株を購入したことに触れ、「消えたお金」の概要を説明している。

「投資銀行家は、スイスにある国際決済銀行(BIS)が中央銀行の中の中央銀行であり、法律の枠を越えて運営されている......多くの点で主権免責特権を持ち、それを享受している。事実上、アメリカ政府はBISの株を購入することで、BISとの関係をより緊密なものにした」とフィッツは言う。

この投資銀行家は、1995年10月に米議会で行われた予算案が「基本的に破綻し、燃え尽きた」ことを指摘し、「そのとき、ある最大手の年金基金の総裁が(フィッツに)言った」。フィッツによれば、その秋、1997年10月、「国防総省だけでなく、HUDからも資金が消え始めた」。

消えたカネの歴史
そのとき「大毒殺」が始まった


「1998年から2015年の間に、国防総省から20兆ドル、HUDから1兆ドルが消えた。その資金が消え始めたときに起こり始めたのが、私が "大毒殺 "と呼んでいるものだ」。フィッツは付け加える。「文字通り、オキシコンチン(訳註:オピオイドと呼ばれる部類の鎮痛薬。そのなかでもとくに強力な麻薬系の強オピオイド鎮痛薬)が承認され、HUDによる略奪的融資が始まり、ピルミル(訳註:大量の薬剤を処方する医師や診療所の呼称。行政の監督下にないため、医療目的以外であっても不適切にオキシコドンなどの強い鎮痛薬を処方している)が始まり、民間刑務所運動による一斉摘発を含め、低所得者層へのターゲット化が始まった」。「文書化できない調整が急増した」とフィッツは付け加える。
9.11の前日、ドナルド・ラムズフェルドが国防総省で記者会見し国防総省には2.3兆ドルの資金が不足していると発表した:

9.11のあのとき、魔法のボーイング飛行機でペンタゴンの財務記録を燃やした

 

フィッツは、爆破されたペンタゴンのオフィスの一つは、行方不明の資金を調査していた海軍情報研究グループのオフィスだったと聞かされた。「その後は歴史が語っている」とフィッツはいう。「愛国者法が可決され、国防総省は巨額の予算を獲得し、行方不明の資金について誰も本当に気にかけなくなったのだ」

トランプ大統領とホワイトハウス、議会がすべての法律の適用を拒否できる秘密帳簿をもつことを決定し、それを民間企業や銀行にまで拡大した

 

2018年、フィッツは、ブレット・カバノー氏の米国最高裁判事への任命に際して行われた芝居がかった公聴会で、「上院と下院、共和党と民主党を含む議会とトランプ大統領のホワイトハウスが集まって、連邦会計基準諮問委員会声明56と呼ばれる政策を発表した」と指摘する(フィッツはこれをFASAB 56と呼んでいる)。「FASAB 56が言っていることは非常に簡潔で、基本的に、政府は行政政策として秘密帳簿を保持することができ、したがって、財務運営の開示に関する憲法上の規定を含む、すべての財務管理規則や規制、法律に従うことを拒否できるということだ」とフィッツはいう。

COVID-19作戦はFASAB 56がなければ決して実現できなかった

彼女はさらに、「彼らは分類法とともにそれを連邦政府と取引する民間企業や銀行にまで拡大した。つまり、米国の証券市場、米国の市場の大型株部門を見るとき、開示されているもののほとんどは無意味なのだ。これらの企業や政府の多くでお金がどのように動いているのか、まったくわからない。なぜなら、それらは非常に絡み合っているからだ」と付け加えた。
フィッツはさらに、「COVID-19作戦は、それ(FASAB 56)がなければ決して実現できなかっただろう。なぜなら、それによって国防総省や(他の連邦政府)機関は、実質的に無制限の秘密資金にアクセスできる立場になったからだ」と付け加えた。
フィッツは、FASAB 56は「秘密作戦のための秘密資金」を認めるものであり、「雲の上の夢」だとかつて誰かに言われたことがあると語る。「FASAB 56が可決されてから1か月後だったと思うが、突然、モデルナが魔法のように5億ドルを調達した。まったくあり得ない話だった」。

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