ナチスの子孫が今日、権力の座に就いている。(下)

 

ナチスの子孫が今日、権力の座に就いている。(下)

 

ギュンター・クアント

ギュンター・クアントはドイツの実業家でナチス党員であり、その前妻は1931年にクアント自身が所有する物件でアドルフ・ヒトラーを花婿付き添いの男(ベストマン)としてヨーゼフ・ゲッベルスと結婚し、その後ゲッベルスはクアントの息子ハラルドを養子に迎えた(リヒター2017)。1937年、ヒトラーはクアントを国防経済の指導者(Wehrwirtschaftsführer)に任命し、これにより奴隷労働を徹底的に利用することが可能になった。1943年、クアント家はSSからの支援を受けてハノーバー「会社所有の強制収容所」を設置し、労働者は到着すると毒ガスにさらされるため6カ月以上生きられないと言われた(Bode and Fehlau 2008)。
クアントの義理の娘ヨハンナは、母方が、後にナチス優生学実験に関連するフリードリヒ・ヴィルヘルム大学の衛生学研究所を率いたマックス・ルブナーの孫娘であった。したがって、ヨハンナ・クアントがベルリン健康研究所の設立のために、2014年から2022年の間に4000万ユーロをシャリテ財団に寄付し、2017年にクリスチャン・ドローステンがその任に就いたことは注目に値する。彼女の娘であるスザンネ・クラッテン(ドイツで最も裕福な女性)は、2018年にドイツの保健大臣に就任したヤング・グローバル・リーダーのイェンス・スパーンとともに2017年のビルダーバーグ会議(WEF)に出席している。

イェンス・スパーン

クラッテンはEntrust(エントラスト:ワクチンパスポートの製造に英国政府が選定)のオーナーでもあり、「Covid-19」バイオデジタル監視のアジェンダとつながっている。現在も影響力を持つ「ナチスの億万長者」一族には、他にフリック、フォン・フィンク、ポルシェ・ピエヒ、オトカー(デヨング2022年)などがいる。

マイケル・チョミアック

マイケル・チョミアックウクライナナチス協力者であり(Pugliese 2017)、その孫娘であるクリスティア・フリーランド(訳註:Freeland-なにかの洒落だろうか?)はWEFの評議員に名を連ね、カナダの財務大臣兼副首相である。

クリスティア・フリーランド


2022年、カナダのトラック運転手とその支援者の銀行口座を凍結すると発表して間もなく、彼女はウクライナのバンデラ運動に関連する赤と黒の旗を持った写真をツイートした(その後コメントなしで削除、スカーフを除いた新しい写真が投稿された)。

ステパン・バンデラ第二次世界大戦ナチスとともに戦った民兵を率いており、2014年の欧米が支援するウクライナのクーデターで設立された反ロシアのアゾフ大隊は、2022年6月にこれが政治的に微妙になるまでナチの記章を公然と掲げていた。2021年12月、ウクライナと米国は、ナチズムの美化に反対する国連決議に反対票を投じた唯一の国であった。

ステパン・バンデラ

以上の出典はSome of the descendants of Nazis in positions of power today – The Expose (expose-news.com)

 

ヒトラーは英国スパイだった!」

 

最後に本を一冊紹介しておこう。一昨年から密かに読書人の間で読まれている本だ。

ヒトラーは英国スパイだった

この本にはイアン・カーショーの大著「ヒトラー」にも書かれていなくて空白の期間となっている、ヒトラーが23歳から24歳のときのことも書かれている。その期間、アドルフはどこにいたのか?それはタヴィストック洗脳研究所だ。そこでみっちり洗脳されて「通信デバイス」も埋め込まれ「人造人間」となって出てきたのだ。

イアン・カーショーの「ヒトラー