インデックスファンドのビッグ3の一角であるバンガード・グループがESG指向の「ネット・ゼロ」グループから脱退

インデックスファンドのビッグ3の一角であるバンガード・グループがESG指向の「ネット・ゼロ」グループから脱退

ウォール街のESG(環境、社会、ガバナンス)投資に対する熱意はすでに冷め始めている。インデックスファンドのビッグ3の1社がESG指向のグループから脱退した。

米国共和党化石燃料産業に敵対していると見なされる企業に対する圧力を強める中、バンガード・グループは世界最大の気候変動ファイナンス同盟から離脱することを決定し、これまでで最大の離反者となった。

水曜日に発表された同社の声明によると、バンガードの決定は「かなりの期間にわたる検討」を経たものだという。「グラスゴー・ファイナンシャル・アライアンス・フォー・ネット・ゼロ」の下部組織である「ネット・ゼロ・アセット・マネージャーズ・イニシアチブ」からの脱退は、インデックスファンドの役割から気候変動の文脈における金融リスクまで、「投資家が望む明確さを提供するのに役立つだろう」と同社は述べている。

ビッグ3(ブラックロック、バンガード、ステート・ストリート)は、S&P500企業の取締役選挙において、25%近い票を投じることができる。この離脱は、アメリカ経済にとって大きな意味を持つ。

出典:Vanguard Group, One of ‘Big Three’ Index Fund Managers, Quits ESG-Oriented ‘Net Zero’ Group (legalinsurrection.com)