アメリカ中間選挙:既に死亡していた人が大勝利してしまう
トニー・デルーカ氏当選
11月8日に開かれたアメリカ中間選挙で、約1カ月前に死去したペンシルベニア州の下院議員が州議会選で大差で当選する事態が起きた。
勝利したのは、民主党のトニー・デルーカ氏。
ガーディアンによると、デルーカ氏はピッツバーグ近郊の選挙区で、85%以上の得票で勝利した。その1カ月ほど前の10月9日、85歳で悪性リンパ腫で亡くなっていた。選挙期日の直前だったため、投票用紙の修正や代わりの候補を立てることができなかったという。補欠選挙がすぐに実施されるらしい。
“再選した”議員、1カ月前に亡くなっていた。直前で投票用紙の修正や別候補の擁立できず【米中間選挙】 | ハフポスト WORLD
バーバラ・クーパーさんも当選
もう一人の当選者は、10月25日に亡くなっていたテネシー州のバーバラ・クーパーさん(93歳)。
クーパーさんは、1996年に最初に選出されてから26年間もの間議員を務め、4月にはナッシュビルで最年長の州議会議員として表彰されていた。
こちらも補欠選挙が行われる予定。
State Rep. Barbara Cooper, who passed in October, won her election. So what happens next?
開票スタッフが白紙の投票用紙に記入して、それを集計する様子がビデオに撮られていた。
カリフォルニア州 LA 郡からニューメキシコ州チャベス郡に至るまで、何百もの場所で、何千もの中間選挙の投票用紙がゴミの中から発見されたと、ごみ収集作業員が報告しているが(下の写真)、ペンシルバニア州では開票スタッフが白紙の投票用紙に自ら記入し、集計する様子が撮られた。
どうなってんの?アメリカの選挙?
といいたくなるが、2020年の大統領選挙に続いて、今回の中間選挙もこうなるだろうことは予測されていた。おまけに、郵便投票という不正し放題の投票システムもある。
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