Covid-19ワクチン接種により流産のリスクが1517%増加するとの研究結果が出る。
米国のワクチン有害事象報告システムにあるデータを調査したところ、Covid19注射は、インフルエンザワクチン接種に比べ、投与回数あたり少なくとも16倍(1,517%)妊婦が流産する可能性があることが判明した。
VAERSから入手可能なCovid19注射の副作用として報告された流産は合計1,179件。一方、インフルエンザ・ワクチンによる流産は225件。
インフルエンザワクチンは、米国では何年も前から妊婦に投与されており、その安全性プロファイルに関する長期間のデータが豊富にあり、安全性に関するシグナルに注目する時間も十分にあった。
出典 - CDC
米国のワクチン有害事象データベース「VAERS(Vaccine Adverse Event Reporting System)」によると、2008年から2020年の間に、米国で入手可能なすべてのインフルエンザワクチンの副作用として報告された自然流産(流産)は合計225件だった。
Covid19注射は2020年12月に緊急使用許可が下りたばかりで、妊娠中に投与した場合の安全性プロファイルの長期データはなく、アメリカの疾病管理センター(CDC)が妊婦を対象にした実社会の実験・研究を実施することになったため短期データしかない。
とはいえ、VAERS(Vaccine Adverse Event Reporting System)によると、2020年12月から22年2月11日までに、米国で入手可能なすべてのCovid19注射の副作用として報告された自然流産(流産)は合計1,179件だった。
本当の流産の数は117,900件にもなる可能性がある。
ワクチン有害事象報告システム(VAERS)の問題は、それがすべてを語っていないことだ。というのも、長年の研究により実際にシステムに報告される有害反応はわずか1〜10%であることが明らかになっているからだ。したがって、Covid19注射による流産の本当の数は、117,900にもなる可能性がある。
しかし、Covid19注射に対する自然流産が1,179件報告されていることが、懸念すべきことなのかどうかを計算する確かな方法ができた。それは、Covid19注射の投与回数あたりの流産率を計算し、インフルエンザワクチンの投与回数あたりの流産率と比較することである。
上記のデータを一見すると、Covid19注射はインフルエンザ・ワクチンの5.2倍の流産を引き起こしているので、少なくとも5倍は危険であると考えることができるだろう。
しかし、このような主張をすれば、「それはそうだが、多くの人がCovid19の注射を打っているのだから、それは予想されうることだ」という声が上がるだろう。しかし、残念ながら、それは事実ではない。
アメリカではインフルエンザ・ワクチンは13年間で、2020年末から投与されたCovid-19注射の3倍以上が投与された。
下のグラフは、2008/2009年のインフルエンザシーズンから2019-2020年のインフルエンザシーズンまで、13回のフルインフルエンザシーズンで投与されたインフルエンザワクチンの総量を示している。データはここにあるCDCの情報から抽出したものだ。
下のグラフは、米国におけるCovid-19ワクチンの接種キャンペーン開始以降、2022年2月11日までに接種された総数だ。
2008/09年のインフルエンザシーズンから19/20年のインフルエンザシーズンまでの間に、米国で実施されたインフルエンザジャブの総量は17億2,040万回(1.724億)だ。
一方、Covid19の接種キャンペーン開始から22年2月11日までに米国で接種されたCovid19の総量は557,637,223(5億5760万回)だった。
したがって、2020年末から米国で投与されたCovid-19注射の3倍以上のインフルエンザ・ワクチンが13年間で投与されたことになる。
流産率を算出する際の問題点。
さて、接種回数当たりの流産率を計算する際の問題点は、いくつかの理由により、結果がインフルエンザ・ワクチンに大きく偏ってしまうことだ。
- インフルエンザワクチンは、高齢者、社会的弱者、一部の子供、妊婦にのみ投与される。
- 一方、Covid19注射は、誰にでも提供できるようにされた。
- また、投与回数あたりの流産率は、全人口に対する投与回数を基準にしているので、実はどちらの注射も正しい値にはならないことに注意が必要だ。
- しかし、明らかに流産を起こすことができるのは妊婦だけだ。
- したがって、Covid19注射もインフルエンザワクチンも、実際には流産した場合の投与回数はもっと少なくなる。
- しかし、両方のワクチンに対して同じ計算を行っているため、結果は相対的なものとなり、両者の違いが浮き彫りになる。
結論
インフルエンザワクチンに対する有害事象報告のうち流産に至った割合は、7,646,222回接種あたり1回。
流産に至るCovid-19ワクチンへの有害事象報告の割合は、投与量472,974回につき1回。
それはともかくとして、結果に移ろう。
下のグラフは、22年2月11日までに米国で流産に至ったCovid19ワクチンに対してVAERSに報告された有害事象の件数と、2008年から2020年にかけて米国で流産に至ったインフルエンザワクチンに対してVAERSに報告された有害事象の件数を示している。
生の数字だけで、14ヶ月の間に流産に至ったCovid-19ワクチンに対する有害事象の報告は、13年間にインフルエンザワクチンに対してなされた報告の5倍であったことがわかる。
しかし、実際に投与回数当たりの発症率を計算してみると、Covid19のワクチンは見た目以上に有害であることがわかる。
下のグラフは、米国におけるインフルエンザワクチンとCovid-19ワクチンの副作用として、流産1件あたりのワクチン投与回数を示している。
2008年から2020年の間に、インフルエンザワクチンに対する有害事象報告のうち流産に至った割合は、7,646,222回接種あたり1回に相当する。
しかし、流産に至るCovid-19ワクチンへの有害事象報告の割合は、投与量472,974回につき1回に相当する。
この数字を100万回投与あたりの副作用として流産した人数に換算すると、次のようになりる。
Covid-19 ワクチンはインフルワクチンの16倍以上の確率で流産させる。
つまり、Covid19の注射は、インフルエンザワクチンの16倍(1,517%)以上の確率で被接種者を流産させる可能性があるのだ。
この数字だけでも、妊娠中のCovid19注射の投与に関して、極めて懸念すべき安全性のシグナルを示しているが、上で説明したように、現実にはもっと悪い数字になる可能性が高い。特に、インフルエンザ・ワクチンには妊娠中の使用を裏付ける数十年にわたる長期データがあるが、Covid19注射にはそれがないことを考えるとなおさらだ。
したがって、妊娠中の女性の大多数がインフルエンザワクチンの提供を何年にもわたって受けていると予想できるが、妊娠中に実験的なCovid-19注射を投与することの安全性を検証するための実地調査には、多くの妊婦が参加するのをためらうと思われる。
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