ロシアは中国のカードシステムへの切り替えを急ぐ。
ロシアのSWIFTやVisa、MasterCardからの切り離しは果たして意味があるのか?
3月6日(ロイター) ー VisaとMasterCardがロシアでの事業を停止すると発表した後、ロシアの複数の銀行は日曜日、中国のユニオンペイ(中国銀聯)カード運営会社のシステムとロシア独自のミルネットワークを組み合わせたカードの発行を近く開始すると発表した。
ロシア最大の金融機関であるスベルバンクと、アルファ銀行、ティンコフ銀行もユニオンペイカードへの切り替えを発表した。
SWIFTに対抗できるCIPS
中国人民銀行は2015年、人民元の国際銀行間決済システム(CIPS)を導入した。中国や欧米の大手金融機関のほか、日本勢からも三菱UFJ銀行とみずほ銀行の中国法人が同システムに接続。中継銀を介さず、直接、人民銀と決済できるようになった。
今回ロシアの銀行がUnionPlayに加入するということは、ロシアがこのCIPSに接続するということでもある。
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