パンドラ文書 ── オフショアにある世界の富豪と権力者の秘密財産を暴露

世界で最も裕福で権力のある人々の秘密取引と隠された資産が、史上最大のオフショアのデータ流出で明らかに

 

35人の国家元首、大統領、首相、300人あまりの公務員


この「パンドラ文書」は現・元大統領、首相、国家元首など35人の世界の指導者の秘密のオフショア問題を暴露している。 また90カ国余の政府長官、判事、市長、軍将官などや300人余りの公務員の財産を明るみに出した。パナマ、ドバイ、モナコ、スイス、ケイマン諸島などのタックスヘイブンで、オフショア構造と信託を創設するために裕福な顧客によって雇われた企業からの11.9メガのファイルである。

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1000人以上の億万長者、セレブ、ロックスター、ビジネスリーダーの名前も登場

 

流出したデータには1000人以上の億万長者、有名人、ロックスター、ビジネスリーダーも登場している。 多くの人が銀行口座だけでなく、不動産やヨットなどの高級品を保有する目的でシェル・カンパニー(実体のないペーパーカンパニー)を使っている。 略奪されたカンボジアの古美術品からピカソの絵、バンクシーの壁画まで多様な芸術品がある。パンドラ文書は、影の金融界の内幕を明らかにし、世界で最も裕福な人々が自分の富を隠すことができ、場合によっては税金をほとんど払わないことができる世界的なオフショア経済の隠れた運営を見るための貴重な窓を提供した。

国際調査記者連盟(ICIJ)から流出

 

この文書はワシントンの国際調査記者連盟(ICIJ)から流出した。 ガーディアン、BBCパノラマ、ルモンド、ワシントンポストなどのメディア・パートナーにより、流出した資料に対するアクセスが共有された。 600人以上のジャーナリストが大規模な世界調査の一環としてファイルを綿密に調査している。

2013年以来、海外世界を驚かせた一連の金融データの大規模な流出のうち、このパンドラ文書は最新のものであるとともに、データ量の面でも最大のものである。
ガーディアン紙と他のマスメディアは、公益的な資料を18ヵ月以上分析した後、今後数日間、彼らの研究結果を発表する予定だ。

GatewayPundit紙はソロスとアメリカ左翼メディアの相関図を掲載した

 

一方、GatewayPundit紙はこのパンドラ文書の流出事件を受けて、「左翼メディアはジョージ・ソロスの道具だ。彼らは間抜けすぎて気づかなかった。」というタイトルの記事を掲載し、ソロスと左翼メデイアの相関図を載せた。

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同紙によると、国際調査ジャーナリスト連盟(ICIJ)は、ジョージ・ソロスとオープンソサエティ財団によって設立され資金提供されたNGOである。

ICIJはオープンソサエティが資金を出した"センター・フォー・パブリック・インティグリティ"によって1977年に設立され、公式的には2017年まで独立系だとされていた。InfuenceWatchによると「センター・フォー・パブリック・インティグリティ」は数多くの左に傾いた、フォード財団、オミディア・ネットワーク財団、プロモート・オープン・ソサエティ財団、ナイト財団とマッカーサー財団の財団設立者によって寄付金を受けていた。

追加情報

 

パンドラ文書の調査では、チェコの首相バビシュが政界入りする前の2009年にオフショア企業を通じて2200万ドルを秘密裏に動かし、フレンチ・リビエラに不動産を購入していたことが明らかになっている。

また、選挙に敗れた後、ゼマン大統領は首相との会談直後に病院に搬送された。

チェコ総選挙、野党が過半数 ポピュリズム与党、下野濃厚:時事ドットコム (jiji.com)