mRNAワクチンに入っているナノ粒子について、メーカーのドイツ・ケミセル社の説明書があったので、その一部を紹介する。
マグネトフェクション™の とは
Magneticofection™ は、培養中の細胞に拡散を導入するための斬新でシンプルかつ非常に効率的な方法です。それは、磁性粒子に関連する遺伝子ベクターに及ぼされる磁力を利用して、ベクターを標的の細胞に向かって、あるいは可能であれば引き寄せる。こうして、細胞の100%が有意なベクター接種と接触するよう適用された完全なベクター接種は、数分以内に細胞に集中する。これにはいくつかの帰結を得る。
●標準的な核酸導入と比較して、核酸導入された細胞の割合に関して大幅に改善された導入率
●標準的な短期間の潜伏での核酸導入と比較して、導入遺伝子発現のレベルが最大数千倍増加
●高い核酸導入率と導入遺伝子レベルを非常に低いベクター接種で実現できるので、高価な核酸導入試薬を節約可能
●非常に短い処理時間。標準的な手順では数時間かかるのに比べて、遺伝子ベクターを伴う細胞の数分の潜伏で高い核酸導入効率を生み出すのに十分である
Magneticofection™試薬
マグネトフェクション™テクノロジーのメーカーとして、 ケミセルは2種類のすぐに使用できるマグネトフェクション™試薬を提供している。
PolyMAG は、高効率の核酸送達のための普遍的に適用可能な磁性粒子調製物です。核酸導入する核酸とワンステップで混合され、プラスミドDNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNAでの使用に成功している。
CombiMAG は、ポリカチオンや脂質などの市販のトランスフェクション試薬と組み合わせるように設計された磁性粒子製剤であり、プラスミドDNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNA、またはウイルスと関連付けることができます。これはあなたの好みの核酸導入試薬に基づいてあなた自身の磁気遺伝子ベクターを作成することを可能にしている。
注意書きにはこうある。
「マグネトーフエクション™試薬とそのすべてのコンポーネントは、研究用にのみ開発・設計・意図・販売されている。これらは人間の診断または人間を対象にした薬剤に使用してはいけません」
接種者はインフォームド・コンセントによりワクチンに含まれる全ての原料の情報を与えられなければいけない。また接種者の自発的同意がない場合はニュルンベルク綱領違反となる。
http://www.chemicell.com/products/purification/docs/geneMAG-DNABlood.pdf
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